平田先生とネットゲリラと
昨日、代官山ヒルズで行われた「平田弘史先生大揮毫大会」にはせ参じました。会場に到着したら、どこかで見た記憶があるギョロ目の男性がこちらを見ているので、はて誰だっけと考えていたら、アルファブロガーとして著名なネットゲリラさんでした。
http://shadow-city.blogzine.jp/
↑ネットゲリラは潜水艦戦である。潜水艦に前線はない。自分に有利な時と場所で斗いを開始する。
ネットゲリラさんは、この機会に平田先生にサイトの題字を揮毫していただこうとやってきていたのです。
近いうちにネットゲリラのタイトルが「題字:平田弘史」になるはずですのでご注目ください。なお写真を撮る際、本人には「たけくまメモに載せてもいいすか? 顔出しNGすか?」と聞いたら「別にいいっすよ」とのことでしたので、載せちゃいます。
実はネットゲリラさんと俺は古い顔見知りなんですよ。友達というほど仲がいいわけではなかったんですが、今から28年ほど前、俺が最初に仕事をしたアリス出版というエロ本屋さんで、ネットゲリラさんは「川本耕次」というペンネームで編集者兼小説家兼写真家として大活躍をされていたんです。
「川本耕次」という名前にピンと来た人は、俺と同世代か、相当な事情通だと思います。ロリコンブームの仕掛け人として、ひとつの時代を作った人ですよ。 元はといえば、明治大学で米沢嘉博氏と「迷宮」というマンガ批評サークルに属していて、「コミックPEKE」の編集長を務められていました。 (※)
※霜月たかなか氏、ネットゲリラ氏から掲示板で訂正を受けました。川本耕次氏が同じ時期に明大に通っていたことは事実ですが、川本氏は「迷宮」同人ではなく、大学では接点はほとんどなかったそうです。ただその後、川本氏がみのり書房で「PEKE」を編集されたり、その後アリス出版に移られていたので、両者は在学中から仲がよかったのかと俺が勘違いしておりました。お詫びの上、訂正させていただきます。
なんでこんなふうに思っていたのかというと、川本氏がアリスに来られる以前に同社では亀和田武氏が「劇画アリス」の編集長をしていて、ここに米沢さんも関わられていたはずなんですね。その後川本氏がアリス出版で「少女アリス」などを編集されていたので、遠くから見ていた俺は、なんとなくその界隈をいっしょくたにして仰ぎ見ていた感じがあったんですよ。
いずれにせよ、この機会に誤解が解けてよかったです。ネットゲリラさんと読者には重ねてお詫び申し上げます。霜月さんも、ご指摘ありがとうございました。
それが今では一日10万アクセスを誇るアルファブロガーですからね。昔から健筆で有名な人でしたけど、毎日ふたつもみっつもエントリを書き続けるバイタリティには頭が下がります。
平田先生も相変わらずお元気でなによりでした。せっかくお会いしたので「萌えTシャツ」復刻の話をしたかったのですが、大勢のファンに囲まれて一字一字魂を込めて揮毫されているので、簡単な挨拶しかすることができず、そのうち時間切れになっておいとましてしまいました。「萌えTシャツ」の件は、後日改めてお話するつもりです。
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