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卒業生インタビュー

秀島史香さん
J-WAVE『GROOVE LINE』(月~金、16:30~20:00)、フジテレビ『新報道プレミアA』TVナレーション、JAL国際線の機内放送、 朝日新聞フリーマガジン『ジェイヌード[ミュージックgirlsレーベル]』(毎月第三木曜日号)コラム連載、テレビ東京「聖志のゴルフ宮里流」。
映画、CM、コラムの執筆活動、アーティストのアルバム参加、アニメ『FREEDOM』シリーズでの声優など、多方面で活躍中。
ブログ『秀島史香のブログ』 http://hideshima.blog.so-net.ne.jp/

Q1:現在されているお仕事と最近されたお仕事について教えてください。

FMラジオ局のJ-WAVEでパーソナリティをしています。「GROOVE LINE」という番組の担当ですが、それ以外にもナレーション、執筆活動など色々な仕事をしています。最近では、フジテレビ『新報道プレミアA』のナレーションやJAL国際線の機内放送も担当しています。ニューヨーク校にいたころは外交官に憧れていて、アメリカの大学で勉強してワシントンDCでインターンをやりたい!と夢見ていましたね(笑)。ただ、それと同時にラジオパーソナリティって素敵な仕事だなとも思っていました。ラジオはいつもぼんやりと聞いていて、生活の一部になっていたんです。夜中ひとりで勉強していると寂しくなるのですが、そんなとき人の声っていいなと思って。当時大好きな女性DJがいたのですが、後にNYに行ったとき、ラジオで今も現役で活躍している声を聞いてうれしかったことがあります。ただし、私は人前でしゃべるは苦手だし、緊張しやすかったので、実際に職業にするとは思ってなかったですね。

Q2:現在のお仕事をされるなかで、慶應ニューヨーク学院に通っていてよかったと思われる事は何ですか。

やっぱり、寮生活っていいですよね。いつも一緒にいることの心強さを味わいました。一緒にものごとをやることで団結力・チームワークも生まれましたね。私は2期生なので、入学当初は先輩の1期生とあわせて2学年しかいませんでした。「スプリングジャンボリー」ういうなかで始めたことのひとつでした。
―今でもスプリングジャンボリーは続いています。
あのイベントも、私たちの代から始めて一からつくっていきました。2学年しかいないということで、すごいつながりが生まれるわけです、親元を離れた寮生活で心細さもありましたが、先輩はとても頼れる兄さん、姉さんでした。なので、とても仲良かったですよ。今もメーリングリストを通じで情報のやりとりを続けています。今の仕事も色んな役割の人たちが集まって、一つのゴールを目指して仕事をしている。チームワークが必要とされるのは、ニューヨーク学院のころと同じものを感じますね。ニューヨーク学院にいるころは「しゃべる仕事」を意識したことはありませんでした。みんなおしゃべり好きで、みんながしゃべっていました。(笑)ただ、ニューヨーク学院の3年間は色んなバックグラウンドの人たちがいる場所だったからこそで、お互いに気を使ったり、フレキシブルに対応することは身に付いたような気がします。放送の仕事でも不特定多数の人が聞いているので、誤解を招く表現には気をつけたり、敏感にフォローに回ったり、という配慮が必要になるのですが、高校時代の経験が生きているのではないかと思います。

Q3:これから挑戦したいことはありますか。

ラジオ以外にも色んな仕事をやっていますが、私はドキュメンタリーが大好きなんです。今のラジオの仕事はライブ感を重視しながら場を盛り上げていくようなタイプのものですが、ドキュメンタリー番組の多くは一年間から半年間と長い時間をかけて取材して、編集してつくりこんでいくという制作方法です。そういった映像につけられる原稿は、言葉を吟味して丁寧に読まなくてはいけないな、と思いますし、さらに慎重に言葉と向き合わなくてはいけません。この前担当したNHKのドキュメンタリー番組の時も、身が引き締まるような気持ちになりました。
―ドキュメンタリーも遺跡を巡るものや、人物を取材するものなどさまざまですが、どういった分野に特に関心がありますか。
放映中の番組「情熱大陸」のように人を追うもののほか、旅が好きなので、世界遺産などにも興味があります。異国の文化に触れるようなゆっくりとしたテンポで原稿を読みたいと思います。ラジオは時間との勝負なので、それにはない、じんわりとかみしめるような仕事もやっていきたいなと思うようになりました。あとは、子供向けの仕事も興味があります。最近は子供がすごくかわいいなぁと思うことが多くて(笑)。アニメのアフレコなどは子供に夢を与えられますよね。小さい頃に見たアニメの声優として、子供たちの思い出を担えるのも素敵だなぁと思います。
―現在音楽に関するコラムも連載されているとのことですが、それ以外の分野での執筆への関心はいかがですか。
今、音楽をテーマとして執筆はしていますが、確かにその縛りがないところで書けたら面白いだろうと思っています。書くこととしゃべることはお互いリンクしているし、シンクしています。書いたことがふっと言葉としてでてきたり、いつもしゃべっている言葉を文字にしてみたら、また違って見えたりとか、相互で発見することがありますね。なので、しゃべりを磨くためにも書くことは必要 だと思っています。今も、フリーマガジン(ジェイヌード[ミュージックgirlsレーベル])で「好きなCDを紹介する」というテーマでコラムを執筆していますが、幅広いジャンルにわたって書いて、読者の皆さんに面白く読んで頂こうと思っています。
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