【社会】超えて『ツリー』日本一2010年3月29日 14時14分
東京都墨田区で建設中の東京スカイツリー(完成後の高さ六百三十四メートル)が二十九日午前、三百三十八メートルに達し、日本で一番高い構造物の東京タワー(港区、高さ三百三十三メートル)を超えた。 同日午前十時ごろ、最上部にあるタワークレーンが低層階から長さ十メートルのエレベーターの部材をつり上げ、塔体の真ん中部分へ垂直に設置。その直後、見物人向けに塔の下部に掲げてある高さ表示の看板も、「338m」に更新された。 東京スカイツリーは、地上デジタル放送の電波塔として二〇〇八年に着工。一一年十二月に完成し、一二年春開業する予定。展望台が高さ四百五十メートルと三百五十メートルの二カ所に設けられ、新たな観光名所を目指す。 昨年十月に世界一の電波塔を目指し、高さを六百十メートルから六百三十四メートルに設計変更した。墨田区の山崎昇区長は「日本一となり、さらに高くなることは、われわれに新しい夢と希望を与えてくれる。区も魅力あふれる街となるよう努力したい」とコメントした。 (東京新聞)
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