「マッコリに含まれる甘味料、許容量以下なら問題なし」

食品医薬品安全庁が公式見解

 マッコリ(韓国式濁り酒)の甘味を出すために使われる人工甘味料「アスパルテーム」が、人体に有害だとして論議を呼んでいる問題で、食品医薬品安全庁は24日、「一日に許容される摂取量を超えない限り、問題はない」とする公式見解を発表した。

 アスパルテームは、砂糖の約200倍の甘味を出す人工甘味料で、酒類やインスタントコーヒー、「カロリーオフ」をうたう炭酸飲料などに使われている。だが最近、インターネットのポータルサイトなどで、アスパルテームについて「脳腫瘍(しゅよう)などの原因となる、致命的な食品添加物だ」とする主張が展開され、安全性をめぐって論議を呼んでいた。

 これに対し食品医薬品安全庁は、「国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が共同で設置した委員会による評価の結果、アスパルテームは安全な食品添加物として認められ、世界約200カ国で使用されている。一日に許容される摂取量を超えない限り、健康に害を及ぼすことはない」と発表した。

 体重60キロの成人の場合、750ミリリットルのマッコリ(アスパルテームの含有量97.2ppm)を1日に33本、65ミリリットルの乳酸菌飲料(同5.6ppm)を1日に428本摂取しない限り、一日に許容される摂取量を超えることはないという。

李仁烈(イ・インヨル)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る