上場企業の1-3月期利益、過去最高か(上)

 本紙が金融情報会社FNガイドに依頼して分析した結果、韓国の主要上場企業の今年1-3月期の業績は過去最高を記録する見通しであることが分かった。

 それによると、主要上場企業278社の1-3月期の営業利益は22兆ウォン(約1兆7800億円)で、過去最高だった昨年7-9月期の20兆9000億ウォン(約1兆6900億円)を上回る見通しだ。昨年10-12月期に比べ、営業利益は47.6%、最終利益は40.5%増加すると見込まれる。業績改善傾向は今年7-9月期まで続き、主要企業は今年、過去最高の業績を記録する可能性が高い。このため、業績の伸びが予想される株式銘柄が今後注目される。

 当初専門家は、昨年7-9月期にピークに達した企業業績が、今年1-3月期に底を打ち、4-6月期以降に回復するとみていた。しかし、昨年10-12月期に業績が急速に悪化し、底入れが前倒しされた格好だ。これは昨年末に企業が退職金、年末成果金、マーケティング費用などを一度に計上し、利益が抑えられたためだ。今年1-3月期の営業利益が昨年10-12月期に比べ47.6%増加し、売上高の8.3%増と比較すると、5倍の伸びを示したことも、こうした理由によるものだ。

 また、ウォン高傾向が安定し、食料品や航空などが恩恵を得た一方、苦戦が予想された液晶パネル、半導体、自動車など輸出企業が予想外に善戦し、全体の業績改善をけん引した。輸出企業が予想を上回る業績を上げたのは、競争力向上、中国の高成長と内需拡大、半導体の国際価格上昇などが複合的に作用した結果だ。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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