晩婚化、さらに進む

 金融危機の余波で、結婚が減っている中、人口1000人当たりの婚姻件数を意味する粗婚姻率が昨年は6.2件と、1970年の統計開始以来、最低値を記録した。

 平均初婚年齢も歴代最高となり、晩婚の傾向がさらに進んでいることが分かった。昨年の平均初婚年齢は、男性31.6歳、女性28.7歳と、前年よりもそれぞれ0.2歳、0.4歳上昇している。

 統計庁が24日に発表した『2009年婚姻統計』によると、昨年の婚姻件数は31万件で、08年よりも1万8000件減少した。粗婚姻率も6.2件で、昨年比0.4件減少。粗婚姻率は07年に7件を記録したが、それ以降毎年減少している。統計庁は「経済条件が悪くなり、結婚を先延ばしにする人や、結婚できない人が増えているとみられる」と説明。男女共に、20代で結婚する割合は大幅に減少した。20代後半(25-29歳)の男性の婚姻件数は9万8000件で、前年に比べて1万件減り、すべての年代の中で、最も減少幅が大きかった。女性も20代後半での婚姻件数が14万4000件で、昨年よりも1万2000件減少し、やはりすべての年代のうち最も減少幅が大きかった。

 韓国人女性と外国人男性の結婚は8158件で前年よりも117件増えた反面、韓国人男性と外国人女性の結婚は、2万5100件と前年よりも3000件減少した。全羅南道、全羅北道、忠清南道などで外国人女性と結婚する割合が高く、郡単位では、全羅南道求礼郡(32.4%)や忠清北道青陽郡(28.8%)が高かった。

崔炯碩(チェ・ヒョンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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