3月9日のながさきニュース
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長崎新聞
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油症被害者ら救済法成立求め陳情 民主筆頭副幹事長は前向き姿勢示す

| 高嶋筆頭副幹事長(右)に油症被害者救済の陳情書を手渡す宿輪さん=国会内の衆議院控室 |
国内最大規模の食品公害カネミ油症事件の本県被害者らが8日、国会内で、民主党の高嶋良充筆頭副幹事長と面談し、被害者救済の新法実現を陳情した。高嶋副幹事長は「政府提出法案か議員立法か、両方を見極め対処したい」と述べ、今国会での法案提出、成立に前向きな姿勢を示した。
本県選出で同党の犬塚直史参院議員、福田衣里子衆院議員(長崎2区)らが同席。カネミ油症五島市の会事務局長の宿輪敏子さん(48)が、国の謝罪、被害者の医療費や健康管理手当、特別給付金、遺族給付金の支給、診断基準改正などを求める陳情書を高嶋副幹事長に手渡し、今国会での救済法成立を要請した。
高嶋副幹事長は、被害者救済が厚生労働省と消費者庁にまたがる問題との認識を示し、「両大臣にどういう形で対応できるか具体的に話し合いをしてもらいたいと思っている」と語った。また「支援団体や労組を含め(救済を求める)署名を集めており、その分は重視しなければいけない」とした。カネミ油症被害者支援センター(東京)によると署名は現在、約15万人分が集まっているという。
同日、被害者らは厚労省の足立信也政務官とも面談し、同様に陳情した。
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