亀父除名も JBCどう喝に協会厳罰検討
ボクシングの亀田3兄弟の父史郎氏(44)が、厳罰処分を受ける可能性が出てきた。27日に東京・有明コロシアムで行われたWBC世界フライ級王座統一戦(亀田興毅-ポンサクレック)の試合後、採点内容を不服として、日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛事務局長らをどう喝した。この事態を重くみた東日本ボクシング協会の大橋秀行会長が28日、4月12日の理事会で関係者から事情聴取する方針を示した。セコンドライセンス無期限停止中の史郎氏の問題行動に、既に複数の理事から厳しい意見が出ており、除名も含めた厳罰処分が検討されそうだ。
興毅の王座陥落後の史郎氏の猛抗議が、自らを窮地に追い込んだ。28日未明に安河内事務局長から報告を受けた東日本協会の大橋会長はこの日、「伝え聞いた段階ですが、史郎氏の言動が事実ならば大変な問題。重大な事態と受け止めている」と、厳しい態度で対処する姿勢を示した。早速、4月12日の理事会は亀田ジムの五十嵐会長を呼んで事情聴取するという。
07年10月にセコンドライセンス無期限停止処分を受けた史郎氏に対し、東日本協会は3月15日の理事会で処分解除の要望書をJBCに提出することを決めていた。ところが、27日の初防衛戦で興毅が判定負けを喫した後、5回のバッティングの減点を巡って安河内氏らに「おのれのクビ、とったるぞ」などとどう喝。この問題行動に、協会理事から「みんなの何とかしてあげたいという気持ちへの裏切りだ」と、次々と厳しい意見が挙がった。
協会関係者は「処分解除の要望書の取り下げに加え、さらに処分することもあり得る」と明かした。現在は許可されているプロモーターを含めたボクシング活動をすべてできなくなる「除名」も視野に入れながら処分が検討される見通し。大橋会長は「五十嵐会長とJBCの両方から事情を聴いた上で、各理事とじっくり協議したい」と説明した。
一方、JBCも29日から史郎氏の処分の検討に入る。どう喝された安河内事務局長は「協会からの(処分解除の)要望書は1度、差し戻している。今回の試合をみて考えましょうと言っていたのですが…」と話し、倫理委員会で協議される見通しを明かした。こちらも最も重い「ライセンスはく奪処分」が下る可能性が出てきた。
試合後、史郎氏は「興毅のセコンドにつくためにずっと我慢してきた。でもこのままでは引き下がられへん」と、厳罰を覚悟した上での言動であることを示唆していたが、協会からの「除名」、JBCからの「ライセンスはく奪」という厳罰処分となれば、亀田3兄弟の今後のボクシング活動に大きく影響してきそうだ。
[2010年3月29日8時51分 紙面から]
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