2010年3月28日 19時10分更新
薬に関係する研究者や学生、それに医療関係者などが集まって最新の研究発表などを行う「日本薬学会」の全国大会が、28日から岡山市内で始まりました。
「日本薬学会」では、毎年1回、薬に関する情報交換や意見交換などを目的に各地で全国大会を開いていて、ことしは32年ぶりに岡山県が会場となりました。
大会は3日間の日程で、岡山市内の4つの会場で始まり、このうちメイン会場の岡山市北区の岡山コンベンションセンターでは午前中、薬物の乱用防止をテーマにしたシンポジウムが開かれました。
このなかで厚生労働省の担当者は、違法に麻薬を使用したとして検挙される人の数が最近は年間1万5000人近くいることや、なかでも10代や20代の若い世代が、インターネットや携帯電話のサイトを通じて手軽に麻薬を購入している実態などを報告しました。
報告のあとには、教育関係者から小学校での麻薬に関する教育のあり方についての質問などが出されていました。
「日本薬学会」は30日まで岡山市で開かれ、全国からおよそ1万人が参加することになっています。