岡山放送局

2010年3月28日 19時10分更新

古い「石油発動機」の展示会


大正時代から昭和30年代ごろまで、農村や工場などで貴重な動力源として使われていた「石油発動機」の展示会が、28日、津山市で開かれました。

この展示会は、石油発動機の愛好家たちでつくる「岡山石油発動機愛好会」の北部支部が、津山市平福にあるホームセンターの駐車場で、開いたものです。
28日は、地元をはじめ広島や鳥取、それに四国などから、愛好家たちが自慢の発動機およそ100台を持ち込みました。
このうち、アメリカで作られ岐阜県の牧場で使われていたという大型の発動機は、大正10年に製造されたもので、今回展示された中では最も古いということです。
このほか会場には戦前、岡山県内で製造された発動機も展示されていました。
会場では愛好家たちが自慢の発動機を作動させ、大きなはずみ車が動く様子や独特の排気音、それにオイルのこげる匂いなど、独特でレトロな雰囲気を楽んでいました。

参加者の一人は「発動機は匂いと音が魅力です。今では使うことがなくなりましたが、日本の動力の源であり、これからも子どもや孫の時代まで残していきたい」と話していました。