岡山放送局

2010年3月28日 19時10分更新

地域の川で生き物調査


倉敷市内を流れる八間川の環境を探るため、川に生息する生き物の数や種類を調べる催しが、28日倉敷市水島地区で行われました。

八間川は、倉敷市連島地区や水島地区を流れるおよそ10点4キロの川で、工場や畑、家庭などから出た排水が流れ込んでいます。
催しは、ふだん八間川の水質調査を行っている「水島地域環境再生財団」が、地域を流れる川の環境について理解を深めてもらおうと開いたもので、親子連れなど15人が参加しました。
参加者は、長靴をはくとさっそく水深が20センチほどある川に入り、網を使って生き物の採取を始めました。
網のなかには水草に混じってしじみなどの貝やヤゴなどがみつかり、参加者は、生き物の数や種類を確認していました。
催しを開いた財団によりますと、八間川では、規制が強化され工場からの汚水がそのまま流れ込まなくなったことなどから水質は改善しており、生息する生き物の種類や数は増えてきているということです。
調査に参加した倉敷市の30代の男性は、「思ってたより生き物がたくさんいてびっくりしました」と話していました。