3週連続で放送する「シリーズ・仕事のカタチ」。
①社会の中での存在理由を求めて、新しい仕事のあり方を模索する“社会起業家”と呼ばれる人たちの動き。 ②生き残りをかけて闘う“町の本屋”さん。さらに、③「高齢化、後継者不足」という難問に挑む“江戸前漁師”の新たな取り組みなど、卒業・進学・就職の季節に仕事のあり方や、そこに立ち向かう人の姿を見つめ直す。

闘う!本屋のオヤジ
                        30分枠

放送 : 3月21日(日)
  25:50〜
ナレーター : 柳生 博
制作 : 札幌テレビ
再放送 : 3月28日(日)
  18:30〜
    「日テレNEWS24」

シリーズ・仕事のカタチ(2)
いま全国で年間400軒近い大型書店が開店している。その一方で、個人経営の本屋は毎年1000軒以上姿を消しているという。そんな中、地域に根付く「街の本屋」の役割を胸に、奮闘する人がいる。札幌の書店2代目・久住邦晴さん(57)は、父親から店を継いですぐにコンビニの出店ラッシュやネット書店の攻勢を受けて、廃業の危機に襲われた。そして家でも悲しい出来事が…。「なぜだ!?売れない文庫フェア」や「本屋オヤジのおせっかい!中学生はこれを読め!」コーナーの設置など、斬新なアイデアと行動力で闘い続ける久住さんの姿を通して、「街の本屋」が生き残るための課題や地域の人々との絆を浮き彫りにする。

伝道師 求む!
〜江戸前漁師の挑戦〜             30分枠

放送 : 3月28日(日)
  25:20〜
ナレーター : 生野文治
制作 : 日本テレビ
再放送 : 4月4日(日)
  18:30〜
    「日テレNEWS24」

シリーズ・仕事のカタチ(3)
漁業就業者の減少が深刻だ。漁師の高齢化、後継者不足という問題に直面する千葉県の船橋港。ここに「乗組員16人のうち11人は元々漁業と縁がなかった」という船団がある。巻き網船「大傳丸」だ。網元の大野和彦さん(50)は15年前、「最低賃金・月25万円」という求人広告で漁師の募集に踏み切った。しかしすぐ音を上げる若者が続出。20人面接しても1人しか残らなかった。若者が定着しない要因の一つは「見て覚えろ」という漁師の流儀。大野さんは、見習い乗組員の疑問を一つ一つ解説する「理論漁師学」と題した勉強会を始めた。江戸前漁業を守り、伝えようとする網元と、漁師を目指し全国から集まった若者たちの奮闘を追った。

放送スケジュール
4/18の沖縄企画は、1月10日から31日まで四週にわたってお送りした 「NNNドキュメント40年企画」の第5弾です。

片道切符
最終地”あいりん”の冬                30分枠

放送 : 4月4日(日)
  24:50〜
ナレーター : 三島ゆり子
制作 : 読売テレビ
再放送 : 4月11日(日)18:30〜
    CS「日テレNEWS24」
    4月12日(月)23:30〜
BS日テレ

20年前、1日3万人が集まる日本一の日雇い労働者の街だった大阪・西成区のあいりん地区。そこが今、「日本一の生活保護の街」に変貌している。仕事や住まいを失った人たちが、片道切符で流れ着く最終地だ。生活保護を受け、自立を目指しながらも這い上がれない人…。「自分の葬式代くらいは自分で稼ぐ」と言って、夜な夜な空き缶拾いに精を出す人…。しかし、唯一この街で暮らす人が輝くときがある。それは、働いているとき。金を稼ぐためだけではない。社会の一員として自分がいることの誇り、生きがい…あいりんの長期取材を通して見えてきたものは、働くこととは何か、生きることとは何かという本質だった。

不満足な対価
それでも「農」に生きる               30分枠

放送 : 4月11日(日)
  25:20〜
ナレーター : 山本太郎
制作 : 山口放送
再放送 : 4月18日(日)18:30〜
    CS「日テレNEWS24」
  4月19日(月)23:30〜
BS日テレ

「若手農家がジリ貧だ」「農業を志す若者たちに希望が見えない…」そんな声が聞かれる中、一人の男に出会った。500頭の黒毛和牛を育てる畜産農家の3代目、梶岡秀吉さん(36)。BSE、不況、燃料高騰など逆風が吹く中、多額の設備投資で攻めの経営をする。生身の牛が相手の畜産業は365日休み無しだ。梶岡さんの胸に、会社勤めをする友人の言葉が突き刺さる。「俺の倍働いて、収入は4分の1じゃあつまらんやろ!」地域では成功者と見られている梶岡さんの年間収入は、やっと300万に届いたところだ。どうすれば納得のいく収入が得られるのか…。梶岡さんは地域の企業や若手農家を巻き込み、新しい取り組みを始めた。

沖縄・43年目のクラス会
怒りと苛立ちの中で(仮)               55分枠

放送 : 4月18日(日)
  25:20〜
ナレーター :  
制作 : 日本テレビ
再放送 : 4月25日(日)18:00〜
    CS「日テレNEWS24」
4月26日(月)23:30〜
BS日テレ

NNNドキュメント40年企画(5)
日本テレビのライブラリーに、あるモノクロ映像が保管されている。日本のTVドキュメンタリーの草分け「ノンフィクション劇場」で放送された「我ら日本人 沖縄18歳の発言」だ。本土復帰5年前、米軍占領下で育った高校3年生が、基地経済に依存せざるを得ない不満や苛立ち、本土に対する期待や不信感など複雑な心情を吐露している。その3年後1970年にスタートしたNNNドキュメントは高校生のその後の歩みを約40年、追跡取材してきた。普天間基地移転が注目を集める今、間もなく還暦・定年を迎える彼らの目に、今の沖縄、日本という国はどう映るのか?1月に4週連続でお届けした40年企画の第2シリーズ。

ハウスブルー
主婦たちのうつ事情(仮)            30分枠

放送 : 4月25日(日)
  24:50〜
ナレーター :  
制作 : 中京テレビ
再放送 : 5月2日(日)18:30〜
    CS「日テレNEWS24」
5月3日(月)23:30〜
BS日テレ

自殺による死者が12年連続で3万人を超えた。最も多い原因が「うつ病」。既に患者数は100万人を超えている。働き盛りの男性のうつばかりが注目されているが、女性患者数は男性の1.7倍。発症の可能性も2倍高いと言われている。男性は仕事や職場が原因となっても家庭を心のより所にできるが、家庭環境そのものがブルーな気持ちの原因となる主婦の場合、逃げ場が無く治癒に時間がかかるという。うつで入退院を繰り返す主婦・弥生さん(33)が「この病気のことを世の中の人に知ってもらいたい」と名前も顔をふせずに取材に応じてくれた。その壮絶な暮らしぶりから、主婦がうつになる事の深刻さをクローズアップする。