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上海 「万博裁判所」が設立

 上海市浦東新区人民法院(裁判所)万博法廷が25日、区内に設立された。同法廷は上海万博開催・撤去期間中に万博会場内で発生する一般民事・商事案件の受理、審理、審判について一括して責務を負う。

 上海市高級人民法院(高裁に相当)によると、上海万博会場は市内浦東新区、黄浦区、盧湾区の3つの行政区に跨るが、会場面積の約4分の3および主なパビリオンは浦東新区に位置する。案件の重複受理を避けるべく、上海市高級人民法院は浦東新区法院(裁判所)に万博法廷を設立、同法廷は上海万博開催・撤去期間中に万博会場内で発生する一般民事・商事案件の受理、審理、審判について一括して責務を負う。

 上海市高級人民法院は同時に、浦東新区法院(裁判所)が万博開催・撤去期間中に会場内で発生する各種刑事事件、知的財産権・行政案件について管轄するよう指定した。(法により中級以上の人民法院が管轄する場合を除く)。

 浦東新区法院の丁寿興・院長は、万博法廷は当事者のためにすみやかな立件、審理、審判を行う「グリーンルート」を設置したものだと述べており、万博開催期間中に発生の可能性がある各種万博紛糾、例えば万博会場・パビリオンおよび関連施設建設に伴う紛糾、入場券に関する紛糾、保険に関する紛糾、物流に関する紛糾、旅客輸送契約に関する紛糾、飲食・宿泊に関する紛糾、観光契約に関する紛糾、および人身・財産損害賠償に関する紛糾などの解決にあたる。(編集HT)

 「人民網日本語版」2010年3月26日

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