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第2回ドラマ原作大賞│記憶の海


放送日時

2010年3日28日 日曜日 19:00〜20:00

出演者

鈴木浩介、平岩紙、松澤一之 ほか
脚本:井出真理

番組へのお問い合せ

〒107-8066 TBSラジオ「記憶の海」係 まで

h2回ドラマ原作大賞『記憶の海』
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はじめに

エンタテインメントの創り手を広く求める放送局と出版社が、マルチユースを念頭に、“ドラマ原作になりうる小説”を広く募集した「TBS・講談社ドラマ原作大賞」。

第2回の今回も、全国から多数の作品が寄せられました。
その中から、ドラマの現役制作陣と第一線の書籍編集者たちが共に選んだ作品が、本作「記憶の海」です。
本作品は、原作本が出版された後、TBSテレビ、ラジオでもそれぞれオリジナル脚本でドラマ化されます。
TBSラジオでは、鈴木浩介、平岩紙らを起用し、原作、テレビドラマとは一味違う、ラジオドラマならではの“音だけでつくりあげる世界”をお届けします。

原作紹介

TBS・講談社 ドラマ原作大賞
第2回大賞・受賞作 「記憶の海」/原作:松田奈月

発売日:2010年3月10日刊行/出版社:講談社/定価:1,500円(税込)

ある大学の研究所で進む、記憶のメカニズムの解明。記憶とは何なのか。記憶はなぜ「嘘」をつくのか。
そして、第三者が記憶を共有することは可能なのか――。
事故の後遺症で、3分間の記憶しかもてなくなったヒロタマナブは、被験者として研究に参加し続ける。彼だけが知らない。すぐ傍らで、恋人の小野里美が助手を務めていることを。
刹那な時間の繰り返しのなかで、彼と彼女は、出会い、惹かれ、忘れ、そしてまた出会い続ける。
忘れ続ける彼と忘れられない彼女の、切ないラブストーリー。

作者プロフィール

松田奈月(まつだ・なつき)
1973年生まれ。上海在住で現在中国のTV制作会社に勤務。高校2年時に書いた小説が朝日新人文学賞の最終候補に残るも、まとまった作品を書いたのはそれ以来。普段の仕事では消化することのできない頭の中にあるイメージを文章でまとめてみたいと考えていた時に、今回の募集の告知を見て、応募。
見事第2回原作大賞の大賞に輝く。

TBSラジオで3/28 よる7:00〜8:00で放送

<原作本プレゼント情報>
番組の中で、原作本プレゼントのお知らせがあります。ぜひ聞いて、どしどしご応募ください。

出演者

ヒロタマナブ 役/鈴木浩介、小野里美 役/平岩紙、山内教授 役/松澤一之 ほか

鈴木浩介
鈴木浩介

平岩紙
平岩紙

松澤一之
松澤一之

あらすじ

東創大学脳医学研究室では、人間の記憶をコンピューターにコピーし、読み出す研究をしている。
研究員のヒロタマナブは実験中の事故で、3分間しか記憶をとどめることができなくなり、同時に事故から5年前までの記憶を失った。マナブは、その間に出会った研究室の後輩で、事故当時は恋人になっていた小野里美のことも思い出せない。自らの治療もかねて、マナブは他人の記憶を読み込む媒介者となり、研究に参加し続ける。

マナブが記憶を読み込むのは、仕事一筋のビジネスマン、やはり記憶障害を抱えている主婦、記憶研究をリポートしようとするジャーナリスト、そして忘れられた恋人・小野里美。忘れることと忘れられないこと。思い出すことと思い出せないこと。人にとって記憶とは何なのか?
記憶をめぐる、せつなさあふれる物語。

関連情報

ラジオドラマに先駆けて、ドラマのテーマである「記憶と脳科学」に関する特番を以下の日程で放送します。
『記憶と心の脳科学』
放送日時:2010年3月21日(日)19:00〜20:00