普天間基地移設問題 候補地の鹿児島・徳之島で移設反対集会
アメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐり、候補地の鹿児島・徳之島で28日、移設反対集会が行われた。
集会参加者は「恒久平和のために頑張ろう!」とシュプレヒコールを上げた。
政府が、普天間基地の一部滑走路機能の移転先として検討している鹿児島・徳之島。
28日、移設反対を訴える集会が行われ、およそ4,200人がプラカードを掲げるなどして、政府に対し怒りをぶつけた。
徳之島町長は「わたしたち町長には、ひと言も打診がありません。これは、今までにない政治手法ではないかなと!」と訴えた。
また、社民党の阿部政審会長は、28日朝のフジテレビ「新報道2001」で、徳之島への移設に反対する考えを示した。
社民党の阿部政審会長は「徳之島は離島ですけど、非常にいろんな困難を抱えたところに押しつけていく発想自身が、私どもは問題だと」と述べた。
こうした中、岡田外相は、日本政府の検討状況をアメリカ政府に説明するため、28日午前、ワシントンへ向け出発した。
しかしアメリカ側は、現行案が「最善」としており、調整は難航が予想されている。
一方、野党・自民党の大島幹事長は、迷走を続ける鳩山政権を厳しく批判した。
自民党の大島幹事長は「もし鳩山さん、小沢さん、5月中に決着できなかったら、おやめなさい!」と述べた。
3月中の政府案取りまとめを明言した鳩山首相だが、残された日にちはあと3日となった。
(03/28 17:44)