はなまる幼稚園・第11話
つっちー、元気がない。先日の山本先生への告白が失敗したのがきっかけらしいが、大きな目で見れば確かに失敗だがそもそも鈍感な山本先生へ伝わってないのだから失敗以前の話じゃなかろうか。
雨の中、傘をささずに外に出て叫ぼうとしたものの逡巡して突っ立ったまま。いや、そりゃあ路上で叫ぶのはやめておけw どこか広い公園とかさ。それを何故か三人が見ている。ずっと外に居たの?
土田先生、雨の中で濡れたせいか風邪をひいて幼稚園をお休み。そこに杏がおしかけ看病。口実でなくとも園児に風邪をうつすのはまずいだろうから本当はやっぱり帰すべきなのだろうが。そもそも桜が杏を行かせちゃいかんだろうに。看病と言いながら実はかえって手間がかかるのは計算の内。しかし遅くなったからってその晩は杏を土田先生の所にあずけちゃうのはまずいだろ、桜さん。
「実はね、杏ね、つっちーと一夜をともにしちゃいました」
杏を桜の所に送って行った時に桜に話した事では、土田先生の悩みは山本先生への事だけでなく、自分の今の仕事の事でもあった。
つっちー、そんなに悩むなよ。
勤勉が美徳になったのは産業化以降だぞ
ついでに労働時間が長くなったのは農耕化以降。狩猟採集時代は人口比で食べ物が多かったせいで1日ちょっとだけ食べ物集めに出かけてあとはごろごろしていれば良かった。まあ、現代社会に組み込まれたらごろごろしてられないけどなw
意を決して花束かかえて山本先生のマンションの前に行ったはいいものの、どうしようかうろうろしていたら真弓が姉へのプレゼントと察してくれて幼稚園に行ってる事を教えてくれる。
いやあ、察しが良いね、他人の事はw
幼稚園からの帰り道、山本先生が躓いたのを抱き留めたのをきっかけにして土田先生は「もしどこかの男性に好きですって言われたらどうします?」と聞いたら
「もしそんな事を言われたらきっととっても嬉しいと思います。でも、本当にそんな事を言われたら困るかもしれません」
「今の私は一人前の先生になる事に精一杯でその人の気持ちに応える余裕は無いかも」
これ、本当ならお断りの言葉です
但し鈍感大王の山本先生の場合、土田先生の事だろうとは微塵も思っていないのでちゃんとした自分の精一杯の気持ち。土田先生、それを理解してか、自分がまだまだ頑張らねばと。
帰って来てみれば杏が待っていた。
そして桜が教えたとおりの杏の一生懸命の気持ちが伝わっちゃったよ。
このロリコンめ(をw
まあ杏がかわいいのは確かなんだけどさ。
このあとの土田先生のお話、「ドジドジ王子」は土田先生だなとは思ったが、山本先生がどう出てくるかと思えば「鈍感姫」かよ!