「在特会」宮城発足記念集会 (3)
「反在特会」運動の誤りと対話の可能性(A)
今回のエントリーは既存の体制が特権や利権温存の為に、「在特会」を批判する動きとは又別の視点から書いて見たいと思っています。東京新聞や朝日新聞などの「在特会」批判記事や既存左翼勢力にいる「在特会」批判は彼等が戦後長きに渡って構築してきたその利権構造が危険に晒されたということによる危機意識からのものであると思う。
対して、今回宮城支部発足集会への嫌がらせを試みたmixiで「反在特会」のコミニュティを主宰する黒い彗星che★Gewalt (以下黒い彗星と略)とは分けて考えることにしたい。その理由は彼等の行動にはまだ我々とは正反対ではあるが、社会変革への純粋性だけは共有していると見るからです。
彼「黒い彗星」が何故に「在特会」の活動に反対しているかと言えば、表面的には既存左翼と同等の主張を掲げています。
彼等の「在特会を許さない市民の会」には次のようにその設立の趣旨が書かれていました。
「在特会の最終目的は「在日コリアン」の「特別永住資格」のはく奪 のように見えますが、従来の心のない右翼の「朝鮮帰れ!」とあまり変わりません。
そして、それは欧米移民国家でも見られるような移民に対する「差別」と 「排外主義」を主張する団体と類似してます。
また、最近では進歩・革新的な人権団体のイベントの妨害、蕨市においてのカルデロン・のりこさんへの集団イジメなど本当に人間の血の通っている人間の集団なのかと疑わしくなるようなひどい方々です。
罪を憎めど人を憎まずを前提に進みたいのですが、やはりこのコミュの名称は このような事態を含めて「『在特会』が許せない市民の会」という名称で 進めたいと思います。
このコミュはそのような彼ら自身を含めた、この現状が許せない人々が集い、議論と交流、情報交換を行う場としたいと思います。 」以上
ここで私が注目したのは西欧社会における社会情勢と、それに伴う極右運動の相似性を上げている点です。彼等は「在特会」が伸長することで、利権や特権を失う立場ではないと思います。
しかし、そのことに関係なく「在特会」をターゲットとして、社会運動を広めようと考えるならば、彼等は誰よりもこの日本社会において「在特会」の活動の台頭を予期している者達であると思われます。
つまりこの現代社会における矛盾などに関して共通の認識があると考えられるわけです。更に言うならば「在特会」が台頭することで、自らはその批判勢力として共に世間に注目されたいと願っているようにも考えられます。
では、彼等は何故今「在特会」の運動が広く支持されてきたと考えているのでしょうか?残念ながら彼等のコミュニティを見てもそこまでは余り詳しくは書かれていません。(私が今回探し出せなかったのかも知れません。)
そこで私の考えを先ず述べさせて頂くことにします。それを彼が一番先に例えとして示した欧米移民国家の中でも、外国人差別と排外主義の極右政党と左翼マスメディアに批判され続けてきたフランス国民戦線を例に取って説明したい。
1982年フランスの国民戦線はフランスの政界では全く無名の存在でしかなかった。わずかに全国で数百名しかいなかった党員はその後急速に拡大する。つい最近の地方選挙でもその得票率は確か11%台であったと思います。
では、何故国民戦線は組織拡大に成功したのか?それは社会変革を目指す運動ではあったが、基本的には抗議行動であったと思います。外国人移民の数を減らすか、もしくはこれ以上の増加を食い止めなければならないという、多くのフランス国民の切実な危機感の発露でもあったのです。
よくネオナチ・ファシズムと呼称されるが1930年台のナチズムやファシズムの中にあった熱狂的な理想主義は見当たらない。そこにあるのは実は現在の社会秩序を犯されたくないと考える穏健な保守主義者の願望なのです。
わが国においてはフランス国民戦線のように新しい政治勢力即ち政党運動へと発展するかはまだまだ見えて来ない。しかし、現在の政治指導者と政党に対する若者の不信が続く限り、如何に排外主義の汚名を着せられても社会から排除されることはない。
私は「在特会」の広がりは体制への抗議行動と考えています。よって、その抗議に対するアンチ抗議は、何故今抗議の行動が拡大しつつあるのかを正しく捉えない限りアンチ勢力が勝つことなどはあり得ないのです。
外国人移民の増加を積極的に歓迎する雰囲気は日本には存在しない。いくら労働力の不足が言われた時代であっても、その外国人労働者の受け入れには反対の声があがった。
今ましてこの不況が続く中で移民を受け入れようとするなら、当然その反発は推進する勢力に向かう。国民多数の関心事はどんな時にも自らの生活の安定なのです。
それが脅かされようとするならば、国民大衆も黙ってはいない。現在「在特会」の運動は生活者の懐の問題には至っていないが、容易にそこに流れる可能性は否定できない。その時には誰もが予想し得ない反響を社会に呼ぶことになるだろう。
そろそろ今回の(A)をまとめて見たい。
民族差別や排外主義批判のスローガンだけでは、この「在特会」の運動を阻止することなどできない。私は右翼運動の経験者であるから、そのようなスローガンの意味を理解できる。しかし、現在「在特会」に入会する多くの人々は、おそらくは自分を右とか左とか規定したことなど一度もないと思う。
ただ、この国を外国勢力からの侵略から守りたいと思っているはずです。その思いこそがナショナリズムであり愛国心です。以前よりも急速に暮らしが悪化しているとの思いが、会員の増加と積極的な行動へと駆り立てている。
今、一番馬鹿げたことはかつての左翼が、“狼が来た”と国民を煽ることである。必死になってそれを膨張して騒いで見たところで、国民の支持は得られまい。
新しい潮流に対抗するなら、自らも欺瞞的な左翼スタイルでは戦えないこと位は知るべきです。やがて「在特会」の運動は日本人の生き様としての形態を作り上げて行くものと考えている。
古き良き時代の日本人の生き様とは、自己犠牲をいとわず死を最高のものとして称賛する生き方にあった。それだけの価値のある運動体になったときに初めて社会の流れを変えることが出来る。
話し合えるアンチ勢力は歓迎したい。このシリーズは今後も続けて行きます。又ナショナルフロント(国民前衛)についても述べて見たい。何がしたかったのか、良く分からない。しかし、何かをなそうとするなら、もっと思慮深くあるべきだと思う。
それは自己反省から申し上げるのであって、単なる批判と受け止めてもらっても困る。自分を省みてそのように思うことがあるからです。対話への可能性を否定はしないが、先ず何をしたいかを考えてから対話に臨むべきでしょう。
我々への敵対なのか?或いは部分的な連帯なのか?
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