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大阪・梅田と関空「30分台可能」 なにわ筋線構想で近畿運輸局
大阪都心部と関西国際空港のアクセスを改善する「なにわ筋線」構想で、国土交通省近畿運輸局は26日、概算建設費は約2千億〜4千億円になるとの試算を示し、大阪・梅田から関空まで30分台後半で結ぶことが可能と結論づけた。
同日開かれた実務者レベルの検討会で、整備効果について検討。約10年前の調査で3千億〜4千億とされた建設費は、梅田北ヤードに東海道支線の北梅田駅(仮称)ができることや、中間駅の建設費を盛り込まない場合を想定したことで最低2千億円とした。
ルート別では、中間駅の建設費を盛り込み、JR難波と南海電気鉄道の汐見橋の両駅をつなぐ場合で4千億円、中間駅の建設費を含まずJR難波、南海難波の両駅をつなぐ場合で2千億円とした。
2つのルートを比べると、汐見橋駅は駅、線路とも地下化する必要があり、南海難波駅につなぐルートに比べ数百億円コストが増えると見込んだ。
大阪・梅田から関西空港までの所要時間は国交省の試算では、各ルートで41分〜46分とした。これに対し、南海電鉄とJR西の両社の試算では、停車駅を減らすことなどで30分台後半で結ぶことが可能とした。