『いじめ事件から2年』
2年前のいじめ事件(『小さな街で起きた大きないじめ事件』)では、沼田市の政治家もこの学校の保護者もだれひとり学校と市教委に向き合わなかった。
あれから2年、当時、事件を起こした学校の校長は、異動もせずに在任している。昨年11月には、PTA活動で文科省から表彰され、新聞に大きく取り上げられた。表彰の内容は、どこの学校にでもある教育活動だ。「PTA活動が文科省より表彰されるほど素晴らしのならば、このようないじめ事件が起きただろうか。」と思うのは私だけではないだろう。おかしな表彰だ。
この事件は、当然加害者が悪い。加害児童の親のしつけが悪かった。しかし、この事件の一因を作ったとも考えられるひどい学級崩壊を起こした問題の担任は他校に異動し、特別支援学級の担任をしている。この地域では、問題の教員を特別支援学級の担任に配置することがしばしばある。これは障害者差別だ。特別支援学級の担任は、普通学級の担任よりも給料が高い。つまり、ひどい学級崩壊を起こした問題の教員は特別支援学級の担任をし、高い給料をもらっている。これもおかしな話だ。
この事件を起こした加害児童の親の中には、PTA本部役員や政治家がいた。前橋市選出の県会議員は、当時事件の調査に沼田市まで訪れ、沼田市教委に意見を言った。津久井教育長は最後まで逃げた。その時、県会議員から私に電話で問い合わせがあった。「○○政治家のお子さんは、障害児ですか? ○○政治家が、自分の子どもは障害児ですとおっしゃったようです。」と。全くのでたらめだ。○○政治家は、事件を起こしたわが子を障害児だと言ったらしい。これはまた、ひどい障害者差別だ。
沼田市で、なぜこのようないじめ事件が起きたのか。今回だけではない。このような事件を起こす体質が沼田市全体にあるからだ。この政治家と市教委は、障害者を差別している。そして、このような政治家と市教委に多くの住民が黙ってついていく。市民全体の中に、何らかの差別意識があるから、このような政治家を平気で選んでしまう。これが沼田市である。
余談だが、先だって、沼田市の某元教育長の葬儀が行われた。多くの参列者があったと聞いた。おそらく退職組教員や現職教員、一般市民が参列したのだろう。学校現場でろくな仕事をしていない教員に限って、特別な知り合いでもないのに葬儀に参列したという教員を何人か聞いた。また、私の知るところ、特別な教育実践があるわけでもない、某元教育長が文科省から表彰を受けた。するとまた、現場でろくな仕事をしていない教員に限って、お祝いに駆けつけるのである。これが、沼田市の教育界の実際だ。
「沼田市市教委を高く評価している。」と議会で発言した星野市長。星野市長が市教委を高く評価する理由がもう一つあった。葬式に参列するという共通の趣味だ。(ざしきわらし)
○○は自分の息子を障害児だと言った。その子はどんな障害を持つのか? 三つ口(生まれたとき上唇が裂けてている奇形)だったという。すぐ縫合手術を行い、痕跡はほとんどない。三ツ口を手術せず放置すれば障害者になるが、よほど重症の口蓋破裂でないかぎり障害は残らない。そうした子どもを障害児呼ばわりする父親とはどんな男なのか?子供を育てるのにどんな訓育をしているのか?聞けば○○は沼田市のリーダー的存在であるという。父親の職業がら、「学校でお前がねたまれたり、いじめられたりしてもがまんしなさい。その代わりほしいテレビゲームは皆買ってあげる」と子供には言い聞かせ、実際子供はゲームは何でも持っているのだそうだ。
問題の事件とは、母子家庭の女子生徒を集団で襲い、体を触るなど性的ないたずらをしたもので、○○の息子は見張り役をさせられていた。
事件が明るみに出そうになったとき、学校長や教育委員会や教育長などが必死になって隠蔽工作を行い、もみ消しに走った。
○○は有名な選挙上手で、スキャンダルを恐れる
ことは常人の比ではない。今のところ、隠蔽工作はみごとに成功しているように見えるのだが・・・
投稿: 峯崎淳 | 2010年3月27日 (土) 21:39