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「今は反省の時」

2010年03月26日

 ■山本・添田町長が町議会で釈明
 「今は反省をしなければならない重大な時期だ」。25日の添田町議会3月定例会の一般質問で、山本文男町長(84)=贈賄罪で起訴=は、辞職を迫る町議に対し釈明に追われた。この日の本会議では自らの給料半額削減案が否決されたほか、新年度一般会計当初予算案も一部で減額修正された。

 4議員が一般質問を行った。うち3人が延べ約30分にわたって町長の進退についてただした。

 竹田善浩議員は「わいろに使われた裏金は、元々は県民の税金だという認識がない。地方自治を踏みにじる汚職事件を、どう考えているのか」と質問した。山本町長は「あなたの質問していることは全然話が違う。私がここで説明はできない」と直接的な答弁を避けた。

 1日の記者会見で「被害者は私」などと発言したことについて、久保田実生議員が「町民にきちんと謝罪するべきであり、町の広報や回覧板などで文章で謝罪するべきではないか」と迫った。「あんなに(報道陣が)いたのでびっくりした。萎縮(い・しゅく)してしまった。そういう意味で言い損なった面があった」と釈明した。

 本会議では、約67億円の新年度一般会計当初予算案に対する減額修正案が可決された。休止中の林間休養休憩施設「アドベンチャーセンター森の家」(同町津野)の再開に向けた改修費や、管理のための人件費など約1310万円を減額する内容。理由について複数の議員は「施設は、町直営ではなく別のやり方を模索するべきだ」と話した。

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