<ゲームについて> ヤフー・ジャパンを除く世界中のヤフーでネット対戦ができることから、間
違
いなく世界で最もプレイされているドミノゲームです。そして同時に唯一の統一されたルールのあるドミノゲームだったりもします。
基本的にはファイブ系のスニッフと同じルールで、たくさんあるファイブ系ゲームの中では重すぎずも軽すぎずもしないスマートなルールですね。ぜひ基本 ゲー ムとして、おさえておいてください。 <準備> 手牌はダブル6のときは2人なら7枚、4人なら5枚。 ダブル9のときは2人なら9枚、4人なら7枚とする。 残りの牌はボーンヤード(場)に伏せておく。 4人でプレイするときは対面のプレイヤーとパートナーを組んでの対戦となる。 <ゲームの流れ> 手牌に最も大きな数のダブル牌があるプレイヤーが、そのダブル牌を最初に出してゲームをはじめる。 マッチング(つなぎ方)は、牌と牌の同じ数字同士を合わせるようにして、ダブル牌のみ縦に置いてつなげる。 ・基本のマッチング スピナー(枝分かれ)は最初に出されたダブル牌のみとする。よってドミノ牌は一列か十文字の形に展開してゆくことになる。 自分のターンで牌をつなげる手牌がないときは、つなげる牌が出るまで、ボーンヤードから牌をひかなくてはならない。牌がなくなったら手番をパスする。 エンド(ドミノ列の端)の合計が5の倍数になるごとに、それと同じ数の得点が入る。 ・スピナーのマッチング ・得点の計算法 5+4+(4*2)+2+1=20 ただしヤフーでは2ヶ所以上は枝分かれしません。 <ゲームの終了と得点> 先に手牌をなくしたプレイヤーが、そのラウンドの勝者となる。 勝者は次のラウンドの親になる。第2ラウンド以降は最初に好きな牌を出せる。 牌を出せない状態でパスが一巡してもラウンドは終了する。このときは残り手牌のスポット数合計が少ないプレイヤーが勝者となる。 相手の残り手牌のスポット数の合計を二捨三入した5点単位の点数が得点となる。 最終的に数ラウンド繰り返していき、ラウンドの途中でも設定した勝点に達した時点で、ラウンドの途中でも、得点したプレイヤー(ペア)の勝利となる。 勝ち点は、50,100,250,500点から選択できるが、ネットでは100点と250点が好まれている。100点では不運に見舞われると逆転が不可 能なので、ゲーム性を追求するなら250点がベストと思われる。 <用語> ダブル牌:両端が同じ数のドミノ牌。 スポット:ドミノに描かれたサイコロの目(黒点)のこ と。 マッチング:ドミノ牌をつなぐこと。同じ数がくっつくよ うに置くゲームが一般的。 ボーンヤード:トランプでいう山札に相当する。牌を出せ ないときには、ここからひいてくる。 スピナー:牌を枝分かれさせられるダブル牌。ゲームに よってスピナーの有無や数の制限がある。 パートナー:4人対戦では向かい合う席のプレイヤーとペ アになって2組で戦うことが多い。 <コメント> ヤフーでのドミノは、ファイブ系のスニッフと同等のゲームです。この他にもエンドを5の倍数にして得点してゆくファイブ系のゲームは、いろいろなバリ エーションがあるので、代表的な8種類のゲームの名前と特徴を以下に紹介しておきます。ただし、ローカルルールが多いので、必ずしも名前とルールが一致し ていない場合もあると思います。しかし基本的には、どのゲームも(1)手牌の枚数と、(2)スピナーの有無、そして(3)ボーンヤードの有無といったルー ルの組み合わせによるものです。 またボーンヤードに2枚の牌を残しておかなければならないオプションルールもあります。 それからマイナーですが、5ではなく3の倍数で得点が入るスリー系や3と5の倍数で得点のはいるスリー・ファイブ系といったゲームもあります。 マッギン Muggin 手牌:2人=7枚 3人=5枚 4人=5枚 ダブル牌は縦に置くがスピナーはなし。 エンドが5の倍数になったときに「マッギン!」と宣言したプレイヤーの得点となる。 オール5 All Five 手牌:2人=9枚 3人=7枚 4人=5枚 ダブル牌は最初の1枚のみスピナーになる。 スニッフ Sniff 手牌:2人=7枚 3人=6枚 4人=5枚 ダブル牌は最初の1枚のみスピナーになる。 5アップ Five Up 手牌:2人=5枚 3人=5枚 4人=5枚 ダブル牌は全てスピナーになる。 カンテット Quantette 手牌:2人=7枚 3人=5枚 4人=5枚 ダブル牌は全てスピナーになる。 ホースレース Horse Race 手牌:2人=7枚 3人=6枚 4人=5枚 ダブル牌は全てスピナーになる。 パートナーは組まない。 7トード・ピート Seven-Toed Pete 手牌:4人=7枚、ボーンヤードなし。 ダブル牌は最初の1枚のみスピナーになる。 7ロックス Seven Rocks 手牌:4人=7枚、ボーンヤードなし。 ダブル牌は全てスピナーになる。 左の写真は、「カリビアン・クルーズ」という商品名で売られているドミノゲームです。Fundex社から発売されているメキシカントレイン専用ドミノの 派生品の1つなので、一見するとトレイン系ゲームにも見えますが、ルールはファイブ系のカンテットや5アップと同じです。 浮輪型のハブには計算機が内蔵されていたり、5の倍数になると、音楽が奏でられる仕掛け になっています。価格は約30ドルで、それほど高いゲームではないですね。日本では入手困難です。 |