◆ ブロック

■What's Game
 ドミノゲームの基本ゲームといえば、ブロックです! このゲームから派生 した ゲームはたくさんありますが、やはり基本ゲームであるブロックが、古くから世界で最も親しまれています。ルールはシンプルでわかりやすく、ファイブ系ゲー ムのように暗算する必要がないので、 気軽に遊ぶには、もってこいのカフェゲームです。しかし、なかなかどうして、このゲームに勝つには運だけではなく戦略も必要です。
 太字はアメリカでのトーナメント・ルール(大会公式規則)です

■Set
 プレイ人数は2〜4人くらいで、最適は4人
 4人の場合は対面にいるプレイヤー同士でペアを組んで対戦すること が多い。
 手牌はダブル6の場合、それぞれ7枚で、残り牌があっても使用しな い。人数やドミノセットによって手牌の枚数を調節することもある。
 最初に牌を出すリーディング・プレイヤーを決めるには、4つの方法がよく知られている。
1)手牌の最大ダブル牌からスタート。
  ダブル牌が1つもなければシャッフルしてやり直し。
2)セットの最大ダブル牌からスタート。
  このダブル牌がなければシャッフルしてやり直し。
3)手牌の最高ダブル牌からスタート。
  ダブル牌が1つもなければ、最大のシングル牌でスタート。
4)事前に牌を1枚ひいてピップ数(黒点)合計の多いプレイヤーからスタート。
  合計数が同じときは片側の数が多いほうが優先される。

■How to Play
 時計回り(または逆回り)に順番で、既に出されている牌の列の両端 のうち、どちらかの数字と同じ数字のある牌を手牌からつなげてゆく。マッチング(つなぎ方)は、牌と牌 の同じ数字同士を合わせるようにして、ダブル牌のみ縦に置いてつなげる。ただし一般的にダブル牌はスピナー(十字分岐)にならない。よって牌は一列に 並べられることになる。

 ・基本のマッチング

 ・ダブル牌のマッチング


 出せる牌が手牌にない場合はパスとなり、次のプレイヤーの順番に移る。
 もしも牌を出したくないときでも、可能であれば必ず牌を出すこと。
 最初に手牌を出しきってなくしたプレイヤーは「ドミノ!」と宣言し、勝利となる。
 誰も手牌を出せなくなってしまうことをブロックといい、そのときは全プレイヤーが手牌を公開し、その中で最もピップの数が少ないプレイヤーの勝利とな る。
 勝利プレイヤーが次のラウンドで最初に任意の牌を出すリーディング・プレイヤーになる。

■Scoring
 勝者には他の全プレイヤーの合計ピップ数の合計がそのまま得点となる。
 ペア対戦の場合は相手ペアの合計ピップ数のみが得点になる。
 ブロックして終了したときは、勝者ペア自身を含めた全ての残り手牌のピップ数が得 点になる。
 数ラウンドを繰り返して、100点を先取したプレイヤーが優勝者となる。勝利点に関しては、50点、150点、200点、101点制などを採用すること も多い。

■Comments
 ブロックの次に親しまれているドミノゲームはドロー(Draw)で しょう。大会等は少ないようですが、友達同士で遊ぶことが多いゲームのようですね。
 ドローは以下のルール以外はブロックと同じになります。
 手牌は2人で7〜8枚、3〜4人で5〜6枚くらいとなっていますが、最適なのは4人で5枚ずつでしょう。余った牌はボーンヤードとして、あとで使用する ことになります。
 プレイヤーが牌を出せないときは、ボーンヤードから出せる牌が出るまで、牌をひき続けなくてはなりません。そして出せる牌を1枚だけつなげ、それ以外に ひいてきた牌は全て手牌に加えられます。ボーンヤードに牌が1枚もなくなってしまったら、ブロックと同様のルールになり、そのままパスになります。
 また日本ではメジャーなボーンヤードに2枚残しておくというルールは、世界的には非常にマイナーなルールで、クロス系ゲームに若干見受けられるくらいで す。


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JAPAN UNO ASSOCIATION


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