「WBC女子世界アトム級タイトルマッチ」(27日、有明コロシアム)
プロ入り以来、無傷の連勝を7と伸ばし、大差の判定勝ちで4度目の防衛に成功しても、王者・小関桃(青木)の表情はさえない。過去3度の防衛戦とは違い、変則的にパンチを繰り出す挑戦者の申建主(韓国)に、序盤は苦戦を強いられた。「やりづらい相手で、最後までやりたいことができなかった。(点数は)赤点です」と、笑顔はなかった。
隣に座った青木会長に向かって、小関は「来週から走り込みですね」と苦笑いを浮かべた。V5へ向けて「次は相手をきりきり舞いさせるような試合をしたい」と、あくまで目標を高く掲げた。
(2010年3月27日)