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太陽の塔4つ目の顔「地底の太陽」を探せ 万博記念機構が情報募集
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独立行政法人「日本万国博覧会記念機構」(大阪府吹田市)が、行方不明となっている太陽の塔4つ目の顔「地底の太陽」の“捜索”に乗り出すことが8日、分かった。ホームページなどを通じた目撃者捜しなどを検討している。地底の太陽はこれまでも何度も話題になった「幻の顔」。来年の万博開催40周年にあわせ記念事業も計画中で、万博機構は「何とか再び展示したい」と意気込んでいる。
芸術家の岡本太郎氏が制作した太陽の塔には、上部にある黄金の顔だけでなく、胴体部の顔、背面に描かれた黒い顔の3つの顔があるが、当時は塔の地下に4つ目の顔として「地底の太陽」があった。
地底の太陽は強化プラスチック製で金色、顔の直径は3メートル、左右に伸びるコロナは最大で長さ約13メートルだった。保存対象にはならず、万博終了後は、いったん個人に引き取られたらしいが、その経緯もよく分かっていない。
万博機構によると、平成5年に兵庫県加東市の県立教育研修所で放置されていたというのが最後の目撃情報。ホームページだけでなく広報誌なども通じて情報提供を呼びかけ、見つかれば、記念事業などでの展示を検討する。
担当者は「来年は万博開催40年だが、その翌年の平成23年は岡本太郎氏の生誕100年と節目の年が続く。なんとか大阪のシンボルを元通りにしたい」と話している。