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「まさか優勝するとは」谷川EPも自演乙Vにビックリ=K-1MAX

3月28日5時13分配信 スポーツナビ

「まさか優勝するとは」谷川EPも自演乙Vにビックリ=K-1MAX
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谷川EPが大会を総括、優勝した長島をはじめ準Vの中島、日菜太を高く評価した【スポーツナビ】
 エース魔裟斗が引退し新時代を迎えたK−1MAXシリーズの開幕戦「K−1 WORLD MAX 2010 −70kg Japan Tournament」が27日、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催され、日本代表決定トーナメントは長島☆自演乙☆雄一郎の全試合KO優勝で幕を閉じた。

 大会後、谷川貞治K−1イベントプロデューサーは「まさか自演乙選手が優勝するとは思っていなかった」と驚きつつも、「自分がやらないといけないっていうところを見せたのは感動しました」とコメント。
 また、激戦、熱戦の好試合が続出したトーナメント全体を振り返り、「何よりも選手たちから、魔裟斗君がいなくなって頑張らないといけないなっていう気持ちが伝わってきた」と出場選手を絶賛。優勝した長島をはじめ、初出場で準優勝した21歳の中島弘貴、その中島に準決勝で敗れた23歳の日菜太を「これからのK−1を背負っていく選手」と高く評価した。

 また、佐藤嘉洋のオランダ遠征についても前向きコメント。一方、今大会からスタートした63キロ級に関しては「今日はトーナメントの8人が素晴らしすぎたので、それを喰う試合はなかった」と語り、5月2日の大会で63キロ級トーナメントを実施する計画であることを明かした。。

 以下は谷川EPの総括。

■谷川EPの総括「感動的な試合をやってくれた選手達にお礼を言いたい」

 非常にいい大会になったと思います。何よりも選手たちから、魔裟斗君がいなくなって頑張らないといけないなっていう気持ちが伝わってきて、MAXを保っていかないといけないって一番言っていた(長島)自演乙選手が優勝してくれたんでよかったです。まさか自演乙選手が優勝するとは思っていなかったんですけど、いい意味で予想を裏切るのはK−1らしさでもありますので、その点でもよかったですね。

 世界トーナメントは自演乙選手と、佐藤選手、もうひとりぐらい選びたいなと思っていて今日の結果を見れば、中島選手や日菜太選手が候補になりますね。ファンの意見やマスコミの方、関係者の声を聞きながら決めたいなと思います。
 城戸選手と(山本)優弥選手は今の段階では選びにくいかなって感じはしますね。中島選手と日菜太選手はこれからのK−1を背負っていく選手ですし、世界でも十分通用するかなと思います。そういう新しい芽が出てきたのはよかったですね。そういう意味では小比類巻選手の欠場が裏MVPていうか、いい形になりました。

 今日残念だったのはペトロシアン選手と佐藤選手の試合ができなかったぐらいですね。あと、渡辺選手とDJ.taiki選手がかみ合わなかったなって。渡辺選手の良さを殺してしまった感じがします。DJ.taiki選手をあまり知らなかったんで、あんな完成されたキックボクサーみたいな戦いをするとは思っていなかったんで、そこは自分自身のなかで(マッチメイクの)課題ができました。
 今日は裏番組でフィギュアがやっていたり、巨人対ヤクルトがやっていたり、電車が止まってお客さんが入場するのが遅くなってしまったり、いろいろハプニングがあったんですが、そのなかで感動的な試合をやってくれた選手に心からお礼を申し上げたいと思います。

――ライト級の手ごたえは?

 小宮山選手はちょっと硬かったかなと思いますね。今日はトーナメントの8人が素晴らしすぎたので、それを喰う試合はなかったですね。今日はそれにつきます。

――ライト級の今後の展開は?

 ライト級の展開としては、5月2日にJCBホールでスタートが切れればいいなと思っています。いい選手がたくさんいるんで。ただやっぱり70キロの選手たちはみんなプロらしい試合ができるんで、63キロの選手もそういう試合をやってくれればいいなと。

――佐藤選手はオランダで試合をするのでしょうか?

 そうですね。5月2日、予定では63キロのトーナメントを始めようと思っていて、次に70キロの選手が出るのは7月になると思います。今日の試合で物足りないなら5月に(ショウタイムに)出るのもいいんじゃないですかね。世界大会でやる前にペトロシアン選手とできるなら戦っておいたほうがいいと思います。世界大会は落とせないんで。

――K−1推薦選手として谷川さんから何かアクションを起こしたのでしょうか?
 
 すでに打診したんですけど、ちょっと調整させてくれっていう感じで、4月3日に関係者が来日するんでそこで打ち合わせしようってことになっています。当初はサイモン・ルッツ(ショウタイムのプロモーター)からオファーがあったんですけど、MAXが4月にやるかもしれないってことで、63キロも決めてなかったし、保留ってことにしたんですね。ヨーロッパは半年ぐらい前にカードを決めないといけないんで、しょうがないねってことになって。出てほしかったとは思うんですけど時間的な問題で結局合意しなったんです。
 あとはKrushやRISEでトーナメントをやっているのが生きているなと感じますね。リザーブファイトでやったRISEの小宮選手もよかったですね。キャラクターや名前だけじゃなく、いい選手が育って出てくるんで。
 僕はやっぱり中島選手と日菜太選手がいいと思います。21歳と23歳だし、これからK−1MAXを背負って、2人の時代をつくってほしいと思いますね。今日はそのためのいい負けだったと思います。

――優勝した長島選手については

 あんまり変身していてびっくりしましたね。もっと打たれ弱いし、もろさを感じさせる選手だったんですけどね。今日はそのもろさがなかったんで、いったいどうしてあんなに変身したんだろうと驚いていますね。
 あとは、MAXを盛り上げていこうっていう気持ちが各選手にあるなかで、長島選手が自分がやらないといけないっていうところを見せたのは感動しましたね。もちろんMAXはなくならないですけど。

――今大会のベストバウトは?

 決勝戦が一番ですね。日菜太vs.優弥と日菜太vs.中島もよかったですね。

――ポスト魔裟斗は?

 まだ言うべき段階じゃない。そこまでいっている選手はいないですね。もしかしたら63キロで出てくるかもしれないし。本当に紙一重ですよね。城戸選手が優勝する可能性もあったと思うし。日菜太選手とか中島選手とか優弥選手とかが優勝する可能性もあったと思うし。このへんは何回やってもわからないですね。
 中島選手は倒すパンチ持っているのがすごくいいですね。ミドル級でウエイトもやっていないのに、あんなパンチ力ある人は珍しいんで。反対に日菜太選手にほしいのは倒す蹴りですね。すごいうまいですけど、倒す蹴りがないと世界でもなかなか通用しないと思うんで。

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最終更新:3月28日5時13分

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