日本経済新聞

3月28日(日曜日)
English

日本経済新聞 関連サイト

NIKKEI ID

ようこそ ゲスト様
false
c
,20000101000000
d
false
-
-
e
,20000101000000
f
false
-
-
g
,20000101000000
h

経営者ブログ

出て行けというのなら…

2010/3/26 7:00
div/div.JSID_key_html
$.JSID_actGadgetReload_scrap
../../.cmn-article_title/span.JSID_key_fonthlm ../../.cmn-section/.cmn-small_headline/h5.JSID_key_fonthlm ../../h4.JSID_key_fonthlm ../../.cmn-section/.cmn-article_title/span.JSID_key_fonthlm ../../.cmn-article_title/span.JSID_key_fonthln ../../.cmn-section/.cmn-small_headline/h5.JSID_key_fonthln ../../h4.JSID_key_fonthln ../../.cmn-section/.cmn-article_title/span.JSID_key_fonthln ../../.cmn-article_title/span.JSID_key_fonttxt ../../.cmn-section/.cmn-small_headline/h5.JSID_key_fonttxt ../../h4.JSID_key_fonttxt ../../.cmn-section/.cmn-article_title/span.JSID_key_fonttxt ../../.cmn-section/.knc-article_wrapper/div.JSID_key_fonttxt ../../div.JSID_key_fonttxt ../../.cmn-section/div.JSID_key_fonttxt ../../.cmn-indent/ul.JSID_key_fonttxt
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
印刷

 電機、自動車、造船などの産業では、韓国をはじめとするアジア各国の企業と苦しい戦いを強いられている。日本の法人税率はアジア各国より20%ほど高く、さらに為替が円高のため、日本でつくると原価が30%ほど高くなるようなものだ。20%以下の違いなら経営努力で何とか埋められるが、30%以上も違ってくるときびしい。これほどのハンデを背負わされていては、厳しいグローバル競争では生き残れない。日本から出て行けと言われているのと同じだ。

永守重信(ながもり・しげのぶ)1944年8月生まれ。28歳の時に京都市のプレハブ小屋で日本電産を創業。ハードディスク駆動装置用モーターで断トツの世界シェアを獲得、自動車用などでもトップ製品を次々と生み出す。猛烈な働きぶりと不況をモノともしない攻めの経営で知られる。
画像の拡大

永守重信(ながもり・しげのぶ)1944年8月生まれ。28歳の時に京都市のプレハブ小屋で日本電産を創業。ハードディスク駆動装置用モーターで断トツの世界シェアを獲得、自動車用などでもトップ製品を次々と生み出す。猛烈な働きぶりと不況をモノともしない攻めの経営で知られる。

 法人税率を下げれば、企業が元気になり、雇用が増え、国の税収も増えるのに、日本は企業を弱体化させて、雇用や税収を減らしている。まさに悪循環だ。

 民主党政権には、こうした状況を変えてくれると期待していた。民主党政権になれば、もっと日本に工場を作れるし、もっと日本で雇用を増やせると楽しみにしていた。だから「民主党では駄目だ」と主張する妻と言い合いになりながらも、昨年の衆院選では初めて民主党に投票した。そして多くの友人、知人にも民主党への投票を勧めた。

 だが、民主党政権になっても、状況は改善するどころか労働規制の強化も加わり、期待は裏切られた。それならば、生き残るためにはやむを得ない。堂々と日本から出て行く。このほど中国に5000人規模の技術開発センター付の工場を建設すると決めたのを皮切りに、これからも、どんどん海外に技術開発センターや工場をつくり、海外での雇用を増やすしかない。

 妻からは「だから民主党では駄目だと言ったでしょ」と責められ、肩身が狭い。

読者からのコメント
高等遊民なりそこねさん、40歳代男性
高い法人税率と、既得権をもつ労働者権利に過ぎた姿勢の現政権が続けば、結果的に雇用減少、経済衰退を招き、高齢者社会福祉への偏重も重なり、そのしわ寄せがこれからの若い世代にのしかかることが心配です。生まれるやいなや国の巨額な負債を背負わされ、かつ雇用機会を狭められるこれからの世代が絶望感をもちはじめています。氏のように、雇用を実際に創出されてきた方の発言は社会に受け入れやすいと思います。より広い提言をお願いします。
アラカン・テルトイさん、60歳代男性
民主党への期待と失望、どこの家庭でもありそうな政治談議を今や日本を代表する経営者(旬な?)のご家庭で交わされているのがとても面白い。かっこ付けずに本音で表現されているのがとても身近に感じます。昔から民主党を応援している数少ないカリスマ経営者の稲盛氏の永守氏への影響力は・・・?
takemuraさん、40歳代女性
永守社長の書籍やインターネット掲載記事等拝見し、「そうだ、そうあるべき。」といつも仕事への姿勢・考え方を再認識させて頂いております。今回のブログ記事「出て行けというのなら…」を拝見して、お考えはごもっともと存じましたが、私はやはり日本人で「それでも何とか日本に立ち直ってほしい」と思いましたし、「企業に出て行け」と言わんばかりの政策で本当に企業が出て行ってしまうことは日本の為に絶対ならないと思っています。できれば日本をリードする企業のトップの方々に「出てゆく」のではなく日本を改善するためにどうすべきかの努力をして頂けたら有難いと思います。勿論企業は利益追求が最大の使命ではありますが、国の発展へのお知恵とお力添えも実行頂ける事を浅薄な思考の一市民として願わずにいられません。

永守重信 日本電産社長のブログでは、読者の皆様からのご意見、ご感想を募集しております。
こちらの投稿フォームからご意見をお寄せください。

div/div.JSID_key_html
$.JSID_actGadgetReload_scrap
../../.cmn-article_title/span.JSID_key_fonthlm ../../.cmn-section/.cmn-small_headline/h5.JSID_key_fonthlm ../../h4.JSID_key_fonthlm ../../.cmn-section/.cmn-article_title/span.JSID_key_fonthlm ../../.cmn-article_title/span.JSID_key_fonthln ../../.cmn-section/.cmn-small_headline/h5.JSID_key_fonthln ../../h4.JSID_key_fonthln ../../.cmn-section/.cmn-article_title/span.JSID_key_fonthln ../../.cmn-article_title/span.JSID_key_fonttxt ../../.cmn-section/.cmn-small_headline/h5.JSID_key_fonttxt ../../h4.JSID_key_fonttxt ../../.cmn-section/.cmn-article_title/span.JSID_key_fonttxt ../../.cmn-section/.knc-article_wrapper/div.JSID_key_fonttxt ../../div.JSID_key_fonttxt ../../.cmn-section/div.JSID_key_fonttxt ../../.cmn-indent/ul.JSID_key_fonttxt
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
印刷
関連キーワード

永守重信、韓国、為替、法人税、円高、自動車、経営者ブログ、民主党、造船、産業、雇用、アジア、ハンデ、経営努力

【PR】

【PR】

新着記事一覧

【PR】

主な市場指標

日経平均(円) 10,996.37 +167.52 26日 大引
NYダウ(ドル) 10,850.36 +9.15 26日 終値
英FTSE100 5,703.02 -24.63 26日 終値
ドル/円 92.54 - .56 -0.11円高 27日 5:48
ユーロ/円 124.08 - .12 +0.39円安 27日 5:48
長期金利(%) 1.375 +0.015 26日 15:32
NY原油(ドル) 80.00 -0.53 26日 終値
0
input.JSID_key_input
searchKeyword
scode
../form.JSID_key_default
../form.JSID_key_formnum4
企業名または証券コードを入力 cmn-default

PR

関連媒体サイト

日経ヴェリタス[購読者限定サイト]
日経産業新聞
日経流通新聞

携帯サービス

経済や企業の最新ニュースのほか、大リーグやサッカーなどのスポーツニュースも満載 詳細ページへ

【PR】

コンテンツ一覧

ページの先頭へ

日本経済新聞 電子版について

日本経済新聞社について