HOME危機管理政策研究・政策提言新たな脅威とのたたかい

危機管理 政策研究・政策提言

新たな脅威とのたたかい
−東京都杉並区・バイオテロ対処図上演習・報告と提言−
2006年03月
 2005年10月13日、杉並区(東京)で、区長以下多くの職員が参加した本格的なバイオテロ対処図上演習が実施されました。本報告提言書は、同演習に協力したPHP・危機管理シミュレーション研究会が、図上演習の実施成果を報告するものです。図上演習から得られた教訓や知見を整理し、自治体によるバイオテロ対処に関する七つの提言を行っています。

 この報告提言書には、自治体がバイオテロ対処などさまざまな図上演習を実施する際のマニュアルや、杉並区の図上演習で実際に使用された状況付与票なども掲載しています。今後同様の図上演習を企画されている自治体や、自治体の危機管理にご関心をお持ちの住民の皆様のご参考になれば幸いです。
「PHP・危機管理シミュレーション研究会」メンバー
   奥村 徹  (順天堂大学医学部 救急・災害医学助教授)
   金子 将史 PHP総合研究所 研究員
   神山 洋介 (財団法人松下政経塾塾生)
   河本 志朗 (財団法人公共政策調査会第二研究室長)
   小島 俊郎 (株式会社日立製作所リスク対策部長)
   佐藤 公正 (十文字学園女子大学社会情報学部教授)
<座長>  鶴木  眞 (十文字学園女子大学学長、東京大学名誉教授)
   永久 寿夫  PHP総合研究所取締役
   宮坂 直史  (防衛大学校国際関係学科助教授)

報告提言書の内容は下記で全文ご覧いただけます。
冊子(A4版、ページ数約110ページ)をご希望の方は、
1部・実費¥2,000(税・送料込)を切手にて申し受けます。
以下までご連絡下さい。


お問い合わせ
<内容>
緒言・目次
第1章 バイオテロ対処図上演習実施の背景・意義
第2章 自治体による図上演習実施マニュアル
第3章 東京都杉並区・天然痘テロ対処図上演習の概要
第4章 東京都杉並区・天然痘テロ対処図上演習の実況再現
第5章 提言「新たな脅威とのたたかい/自治体のバイオテロ対処に向けて」

付録(1) 東京都杉並区の図上演習で使用した状況付与票
※杉並区の許可を得て、原文のまま掲載。
※演習前に作成したものであり、演習当日の状況付与とは異なる部分がある。
付録(2)東京都杉並区の図上演習での主な動き
付録(3)年表
i 日本のNBCテロ対処・危機管理体制の整備
ii 最近の主なNBC対処訓練


PHP危機管理フォーラム
「バイオテロ対処における地方自治体の役割」(06/03/03)

 報告提言書の発表にあわせて、PHP危機管理フォーラム「バイオテロ対処における地方自治体の役割/東京都杉並区バイオテロ対処図上演習の教訓」を開催いたしました。プレゼンテーションとパネルディスカッションを通じて、バイオテロ対処における自治体の役割が大きいことや、自治体がバイオテロ対処能力を高めるためには、実践的な図上演習を行うことが効果的であることが確認されました。当日は、危機管理関係者やメディアから多数ご出席いただき、好評のうち終了しました。





【第一部 プレゼンテーション】「杉並区バイオテロ対処図上演習の報告」
<発表者>
 諏訪 彰弘(東京都杉並区 地域安全担当課長)
 金子 将史(PHP総合研究所 研究員)

【第二部 パネルディスカッション】「バイオテロ対処における自治体の役割」
<パネリスト>
 大庭 誠司(さいたま市 助役、 前内閣官房内閣参事官(国民保護担当))
 奥村  徹(順天堂大学医学部 救急・災害医学助教授)
 小島 俊郎(株式会社日立製作所リスク対策部長)
 鶴木  眞(十文字学園女子大学学長、東京大学名誉教授)
 山田  宏(東京都杉並区 区長)
<モデレータ>
 河本 志朗(財団法人公共政策調査会 第二研究室長)
Copyright(C)PHP総合研究所