岡山放送局

2010年3月27日 19時11分更新

津山扇形機関庫の一般公開


おうぎ形をしたユニークな形で多くの鉄道ファンの人気を集める岡山県のJR津山駅の津山扇形機関庫で、ことしの一般公開が始まりました。

扇形機関庫は、おうぎ形に広がった線路の先に機関車の車庫がある全国でも残り少なくなった施設で、津山駅の機関庫は今でも列車の入れ替えに使われているため鉄道ファンに人気があります。

ことしは27日から一般公開が始まり、これまでの4両の展示車両に加えて、旧国鉄時代から活躍し今月まで新潟と長野を結ぶ山岳路線で活躍していたディーゼルカーなど新たな2つの車両も展示されています。

27日は事前に申し込んだ親子連れの鉄道ファンらおよそ200人が集まる中、列車の進行方向を変えるための転車台を実際に回して展示車両を車庫に入れる様子が披露されました。

集まった鉄道ファンは、転車台に乗せられたディーゼルカーの姿をカメラで撮影するなどして機関庫の見学を楽しんでいました。

参加した男性の1人は「子供のころの記憶が思い出され懐かしさでいっぱいです」と話していました。

津山扇形機関庫の一般公開は、11月までの週末や祝日などに行われ、JR西日本岡山支社で申し込みを受け付けています。