2010年3月27日 19時11分更新
真庭市で江戸時代の華やかな嫁入りの行列を再現した「輿入れ道中」が行われ、大勢の観光客が時代絵巻を楽しみました。
「輿入れ道中」は江戸時代末期に今の倉敷市で塩づくりで財を成し塩田王といわれた野崎家に真庭市の庄屋の娘が嫁いだ際に盛大な嫁入り行列が行われたことを再現して毎年行われています。
行列は真庭市下中津井のなかつい陣屋の周辺およそ1キロを往復して行われ、ことしはより華やかな行列にしようと花嫁を馬に乗せておごそかに練り歩きました。
仲人や使用人に扮した30人あまりの地元の人たちが嫁入り道具を入れた長持ちやタンスを乗せた大八車を押すあとに馬に乗った花嫁と華やかに着飾った稚児行列が続きました。
道の両側には大勢の観光客が詰めかけて優雅な時代絵巻を見物していました。