コニカミノルタプラネタリウム“満天”のスタッフによるブログ。番組(プログラム)の制作現場レポートを中心に、“満天”のある池袋サンシャインシティの話題や、運営スタッフの生の声をお届けします。
2007年8月 3日 07:56
プロデューサーKAZです。
花火大会か、いいないいな
僕は、出張していました。
満天にいるとたまに最終を乗り過ごし、行き着くところはたいがいSPAでして、久しぶりに泊まったビジネスホテルはせまい部屋なのに幸せ気分。
行き先は愛知県豊川市です。10月より始まるリニューアル番組の装填を見てきました。
ここは、コニカミノルタのプラネタリウム工場。この中で小さな部品がより集まって少しづつかたちになっていき、やがてめでたい出荷の日がやってきます。
“満天”の新しいプラネタリウムも最後の仕上げに入っています。だから今回は工場で番組装填。
背の高い扉を開けるとビル3F分の吹き抜けの組み立てスペースや実験用ドームがあります。新人の頃、僕もここでいろいろ教えてもらいました。
今回の主役は、制作プロダクションのプログラマー。新しい機種は初めてなのでその機能を覚えながらの番組制作です。
目的の番組が早めに仕上がりせっかくの機会なので、新しいコンソールをいろいろ操作してみます。プログラマーにちょっといじわるなテーマを与えてみました。
「気持ちのいい時間」を見せて、というお題です。プラネタリウムを駆使して観客が気持ちのいい時間を味わえるシーンを創ってみよう。
そしたら彼女、しっかりしたストーリをつくってきました。
日本で星を見ているのは女の子。その彼氏がアフリカのケープタウンで暮らしている。(普通はマンハッタンやパリとか・・・)。その彼氏に会いにアフリカに渡り、二人で一晩中星を見て日が昇るというストーリー。ある曲にのせて完成させました。
そこで“アフリカ”というのがポイントです。南半球の星空は天の川が頭上を横たわり、とてもキレイんです
彼氏に会いに行くときの気持ちと、まだ見たことのない星空が地平線からゆっくり昇ってくるシーンにちょっと感動。プラネタリウムの星の動かし方ひとつをとっても芸術です。
新しい番組は準備が出来次第ウェブサイトでご案内いたしますが、満天にご来場いただいた客様には一足先に予告編をご覧戴いております。
豊川からの帰り道。貴重な「ひかり」に乗り遅れ、しかたなくガラガラの「こだま」で帰ることに。のんびりブログを書きました。
売店で、豊川名物の「いなり寿司」か「カツドン」にしようか迷って乗り遅れたのはだ~れ?