27日、照明を消す環境イベント「アース・アワー」が行われたニュージーランド・オークランドの港(ロイター=共同)
【シドニー共同】照明を消し、地球温暖化防止へ行動する決意をアピールしよう-。ニュージーランドのオークランド、オーストラリアのシドニーなどを皮切りに、世界125カ国、4千以上の自治体で、現地時間の27日午後8時半から1時間、高層ビルや観光名所、一般家庭などの照明を一斉に消す環境イベント「アース・アワー」が行われた。
世界自然保護基金(WWF)が主催。シドニーで07年に始まったイベントだが、08年に世界に広がってから今年で3回目。温暖化問題への関心の高まりで、参加国数は毎年増えている。日本からは東京タワー、広島市の原爆ドームのほか、100を超える企業も参加している。
同じ日、同じ時刻の消灯は時差の関係でニュージーランドから始まり、地球を西へ。シドニーでは観光名所のオペラハウスの照明が落とされ、市中心部は普段より暗くなった。日本以外では、北京の紫禁城、台北の高層ビル「TAIPEI 101」、パリのエッフェル塔、ローマのトレビの泉などが参加。