2010年3月27日 18時9分更新
基地の撤去を求める沖縄県の住民グループの女性メンバーなどが集まって、アメリカ軍普天間基地の県内移設への反対を訴える集会が、26日、那覇市で開かれました。
那覇市で開かれた集会には、労働組合や、基地撤去を求める住民グループのメンバーや、それに県議会議員など、女性ばかりおよそ300人が集まりました。
はじめに住民グループの高里鈴代さんが、(たかざと・すずよ)「鳩山総理大臣は、移設先は最低でも県外と言っていた。これは一体どうなったのか」と述べました。
そして、政府が、移設案のひとつとしてうるま市の海軍基地、ホワイトビーチ沖合の海を埋め立てる案を検討していることから、地元のうるま市に住む富山光枝さんが、(とみやま・みつえ)「県外への移設ができないのなら、最初から県外と言うべきではなかった。天国から地獄に落とされたような感じだ」と訴えました。
このあと集会では、鳩山総理大臣や、アメリカのオバマ大統領らに、普天間基地を早期に閉鎖することや、県内に新しい基地を建設しないよう求める要請を採択しました。
そして最後に出席者全員でがんばろうを三唱し、県内移設は認めないと訴えました。