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 投稿者:まっぺん  投稿日:2005年 6月29日(水)13時00分30秒
返信・引用
  > あのですね…彼らテロリストは【武装】しているんですよ。

米軍も【武装】していますが? しかもテロリストは米軍が来たから入ってきたんですが?

> それじゃ、戦争を認めているのと同じではないですか。

「テロリスト」は誰と戦争しているのでしょうか?

> 今、米軍が行っている事と全く同じ事を認めている訳です。。イラク人か米国人かの違いだけしかありません。

その違い、「非常におおきい」と思いますよ。

> これじゃ、反戦ではなく【反米】と受け取られても仕方有りませんよ。

以前私は「反戦運動にはいろいろな考えがある」として、ほぼ3つに分類したと思います。

(1)反米のためにはテロでも容認する
(2)地域の住民の自衛武装の範囲で容認
(3)一切の暴力に反対

あなたのお答は「反戦=(3)」というあなたの勝手な基準にしたがって私を「(3)ではなく(1)と受け取られても仕方ない」と非難するものであって、まったく答になっていません。私が(2)の立場に立っている事はすでに説明済みです。

これまでの議論で明らかになってきた事は、あなたは「米軍がいなくなってもテロリストは残る。そうしたらイラク人の軍隊と戦争が続く」という考えにとりつかれている事です。「テロリスト」には2種類あります。自衛武装する地元民と本物のテロリストとです。これをアメリカは全て「テロリスト」と認定し攻撃する。しかしファルージャで抵抗した人々や渡邉さんをつかまえた連中と、斎藤さんを殺したアンサール・スンナのような勢力は別なのです。前者はいわば「反米愛国者」とも言えるような連中です。米軍が手を引き、イラクがイラク人の自主的管理に任されれば、前者の大部分は抵抗をやめ、むしろ復興のために働くでしょう。残った僅かな「よそ者のテロリスト」は攻撃対象を求めて国外へ出るか、またイラク国内でテロを行うとしてもごく僅かでしょう。

テロが起こるのは、そこに弾圧があるからなのです。したがって「どんな政府をつくるか」が全てのカギになります。今のようなカイライ政権ではテロは続くでしょう。弾圧すればするほど、あたらしいテロリストが生まれていくでしょう。
 

統計表の見方

 投稿者:まっぺん  投稿日:2005年 6月29日(水)11時45分53秒
返信・引用 編集済
  > ※附1表を参照の事
> 年収150万以下は、17歳までの労働者
> 150万〜300万は、18〜34歳までの労働者
> 300万以上は、35歳以上

それは「2004年の年齢別の賃金平均」でしょう? そうではありません。見る場所がちがっていますよ。私が指摘しているのは年齢別ではなく「企業別」「学歴別」「総合計」です。また、もっと長期に渡る傾向として言っているのです。今の日本は「賃金体系」が大きく変わってきており、評価の中心軸は「年齢」から「能力」に変わっています。もちろん一般的な「年齢差」を無視はできませんが、学歴差が、年収差どころか就業機会の差にまでおおきく関わってきている現実があります。また女子の場合、全年齢にわたって中卒、高卒は悲惨な状況にあります。またそこに「学歴別」の数値を当てはめてみれば高学歴者ほど高給をとっている事がわかります。ではそれは「学歴差が貧富の差をつくる」からその逆ではない、という事になるのでしょうか? リンク先から抜粋します。

> ジェンダー以外では、学歴が低いほど不安定雇用が増大する。大卒・高専卒・短大卒の約八〇%が正規雇用に就いているのに対して、中卒では二七%、高校中退では二九%しか正規雇用となっていない。したがって高等教育を受けることは不安定雇用に陥るリスクを軽減する一番確実な手段である。しかし、ここに世界一高額な高等教育費が立ちふさがる。物価が下がっているといわれているが、教育・医療など人が生きていくために必要な費用は上昇を続けている。
 現在日本では年収四百万円では進路決定が極めて限られてしまう。国立大学の初年度納付金は、一九九〇年度に比べて一・四七倍、年収四百万円世帯の五分の一に相当する八十万二千八百円。そしてこの十年一貫して勤労者家庭の年収は低下し続けている。

> 原因は、日本企業がグローバル化し高卒者の主な受け入れ先となっていた製造業が海外に生産拠点を移し、国内では付加価値の高い労働への需要が高まったからである。そのため高校への求人は、大規模事業所とホワイトカラーを中心に大きく減少している。従業員数千人以上規模への事業所への就職は、一九九二年には二九%だったが、二〇〇二年には一五%に減少している。それに代わり二十九人以下の事業所への就職が一一%から二二%へ倍増している。二〇〇〇年に都内で行われた調査では、四七%の企業が高卒採用を中止しており、その理由を「経営環境の悪化」(48%)、「専修学校卒・短大卒・大卒の各学卒に当該職務を代替して充当」(42%)、「該当業務を非正規従業員に移行」(19%)と答えている。これらは構造的変化であり、もし仮に景気が上向いたとしても高卒求人の増加は見込めないことを示している。つまり今まで高卒者が担ってきた業務は非正規雇用に置き換えるか、高度化のため大卒者等に任せたため、高卒者には仕事が残っていないというのが現実である。

読めば分かるように、「ある年度だけの日本人の年収統計」からではなく、少なくとも10年にわたって推移している傾向の分析の上に、上記文章は書かれています。日本はグローバリゼーションを媒介としてますます「機会不平等社会」へと突き進み、貧困家庭に生まれた子供が高等教育をうけるのがますます難しくなっている。400万のフリーター達には逃げ道がない−−これがこの小論の結論です。

> しかも、この数値は基本給が元です。

これについても、リンク先を再度お読みください。「サービス残業」についての指摘は別にあります。
http://www.jrcl.net/web/frame050314c.html
 

脊髄反射

 投稿者:ポルフィディオ  投稿日:2005年 6月29日(水)03時35分40秒
返信・引用 編集済
  あーーーあ。
論点ズレるから是正しようとしたのに…こっちに反応しましたか…。

> 2004年における勤労者の年収を比較すると、約25%が150万円未満、約25%が150万円以上〜300万円未満、約25%が300万円以上〜500万円未満、残りの約25%が年収500万円以上です。

数値データの取り扱いがぞんざいですね。
厚生労働省発表の平成16年賃金構造基本統計調査(全国結果)です↓
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z04/xls/toukei.xls

※附1表を参照の事
年収150万以下は、17歳までの労働者
150万〜300万は、18〜34歳までの労働者
300万以上は、35歳以上

しかも、この数値は基本給が元です。

年収500万以上の裕福層ねぇ…
お大事に…
 

 投稿者:ポルフィディオ  投稿日:2005年 6月29日(水)03時12分1秒
返信・引用
  > あなたは「わからない」と言いながらも、結局ここで「米軍の占領」を「自分のシナリオ」として提示しているじゃありませんか。

もしかして、貴方が言う「私のシナリオ」とは、最初に書いた「米軍が撤退したら内戦が起こる」と言うアレですか?
私が言っていた「シナリオ」と言うのは、「イラク復興までの過程」を指していたつもりなのですが…。


【テロリストについて】への返信

ちょっと待ってくださいよ…(^_^;

> それでも「テロ」によって何かしようとする者への対処は「自主的政府」によって任命される警察や軍に任せればよい事です。

あのですね…彼らテロリストは【武装】しているんですよ。
それじゃ、戦争を認めているのと同じではないですか。
今、米軍が行っている事と全く同じ事を認めている訳です。。イラク人か米国人かの違いだけしかありません。
これじゃ、反戦ではなく【反米】と受け取られても仕方有りませんよ。


> 「テロリスト個人の撲滅」が解決手段だと考える人は、
そんな事は【一言も】言っておりませんが???
貴方の頭の中には「高性能万能翻訳機」でも内蔵されているのでしょうか?
 

間違ったことを述べては誰もついてこない

 投稿者:名瀬こばと  投稿日:2005年 6月29日(水)02時05分5秒
返信・引用
  まあ馬鹿馬鹿しいが、とりあえずまっぺんの愚にもつかない反論を丁寧に指摘してあげよう。

> 22・2%の貧困層だって東大医学部に入っているじゃないか」という論理は割合から
> 考えて不公平である事を無視した回答です。

『日本でも貧乏人は高等教育を受けられません。東大医学部入学者の77.8パーセントは中高一貫校出身の裕福な家庭の子供です。』というまっぺんの言葉に対し、私が『「貧乏人は高等教育を受けられない」と言いつつ「貧乏人でも東大医学部に入っている事実」を示してどうするんですか?』と答えたことに対する返答ですか。
いえ、公平化不公平かを議論したいわけではなく、『日本でも貧乏人は高等教育を受けられません。』と言いつつ『東大医学部入学者の77.8パーセントは中高一貫校出身の裕福な家庭の子供です。(つまり残り22.2%は裕福でないのに東大医学部で教育を受けている)』という、あまりにも矛盾したところを指摘しているだけですが。
自分の言っていることにすら辻褄が合っていないのに、誰があなたの意見で納得するでしょうか。そういうことを言っているのです。議論するとかそれ以前の問題。


> 例えば実際にベイルートで行われた集会についてイスラム教徒のアル・リカービ師が述
> べた記事や、中東問題の専門家による分析記事ですが、それのどこが悪いのでしょうか?
> 「産経新聞」からであろうと「朝日新聞」からであろうと「JR事故」の事実を引用
> するのは構わないのではありませんか?

このあたり、いかに物事に対し、自分の都合のいいようにみているかがよく分かりますね。
すなわち、事実に関しては確かにどこが報道しようが事実でしょう。しかし、『考えや分析や思想』は『事実ではありません』。このことを全く理解していないため、専門家の分析に関しても「どこの新聞社が書いても同じ」と思いこむようになるのでしょうね。
結局、まっぺんがリンク先にしている記事って、どれもこれも自分たちに都合のいいように解釈しただけの、「事実」というにはほど遠い、言いっぱなしの記事にしかすぎませんが。こういうのは「資料」と言いません。まあ、「JR事故」に事実をたとえに出してくるくらいだから、そのあたりは理解していないのだと思われますが、ね。


> あなたはあの映画を観てないんですか? それじゃ知らないのも無理もありません。
> 説明しましょう。船員が一等船客を優先し、三等船客は甲板から降ろされた事が日本人
> 船客細野氏の手記に残されています。おそらく少し探せばもっと証拠が出てくるでしょう。

これ、非常に間違っているんですね。三等先客がおろされた事実は調べても出てこなかったのですが、一等船客もそんなに生き残ったわけではないのですよ。
『男性客に限って言えば』
そのあたり、ヒントを出していたのですが、全く気がつかなかったようで。ちなみに一統船客の男性の生存率は約30%。ほとんど女性だったんですよね。つまり「女子供優先」ということで、まっぺんの『タイタニック号の沈没の時、1等船室の乗客が優先され、3等船室の乗客の死者が多かった事実をご存じと思いますが、この時に理由とされたのがまさに「命の重さの差」論理でした。』 という理屈は、はっきりいって思いこみでしかないことになります。つか、調べればこのくらい出てくるのですが。
すなわちまっぺんの『つまりお金持ちほど「社会的に重要な地位にある」という理屈です』という理屈は、はっきり言ってタイタニックでは全く当てはまらないんですよね。
こういういい加減なことをするのはやめていただきたい。いやほんとに。


べつにまっぺんの議論を邪魔するつもりも絡むつもりもありません。
ですが、いい加減なことをいい、でたらめなことを述べ、それで自分の意見を強引に通すのはいただけない。
それとも、この掲示板では、そういうやり方が当然なのですかな?
 

教育と貧困

 投稿者:まっぺん  投稿日:2005年 6月28日(火)14時32分46秒
返信・引用 編集済
  Re:指摘

2004年における勤労者の年収を比較すると、約25%が150万円未満、約25%が150万円以上〜300万円未満、約25%が300万円以上〜500万円未満、残りの約25%が年収500万円以上です。今日本で「裕福」と言えるのはこの25%の所得層に支えられた家庭に属すると言っていいでしょう。中高一貫校は学費の高い私立有名校しかありません。そうした高校出身者が77.8%を占めるのです。言い換えると、「東大医学部入学者の78%を25%の裕福な所得層が占める」のです。「22・2%の貧困層だって東大医学部に入っているじゃないか」という論理は割合から考えて不公平である事を無視した回答です。アメリカでは所得層と高等教育入学者との比率を同等にするために実際に教育プログラムが組み立てられています。

情報源について

ご指摘のとおり「四トロふぁん」である私は「かけはし」記事から多数引用しています。しかし、そこに載っている記事は「かけはし」グループが事実を歪めて書いているのではなく、例えば実際にベイルートで行われた集会についてイスラム教徒のアル・リカービ師が述べた記事や、中東問題の専門家による分析記事ですが、それのどこが悪いのでしょうか? 「産経新聞」からであろうと「朝日新聞」からであろうと「JR事故」の事実を引用するのは構わないのではありませんか? 逆に言うと、こういう「アメリカ側にとって都合の悪い情報」はほとんど報道されていません。報道されないのは「存在しない」事ですか? ついでに「貧困と教育」についても「かけはし」記事を紹介しておきます。
コラム「中年フリーター」
http://www.jrcl.net/web/frame050418n.html
「機会不平等社会」がもたらす絶望と怒りをどうつかみとるか
http://www.jrcl.net/web/frame050314c.html

タイタニックについて

あなたはあの映画を観てないんですか? それじゃ知らないのも無理もありません。説明しましょう。船員が一等船客を優先し、三等船客は甲板から降ろされた事が日本人船客細野氏の手記に残されています。おそらく少し探せばもっと証拠が出てくるでしょう。死者数から推定しているのではありません。これはフィクションではなく史実です。なお、私は「女性優先」を叫ぶほど落ちぶれた女性差別主義者にはなりたくありません。
http://www.yomiuri.co.jp/yomidas/meiji/meiji3e.htm

>「議論するなら移動して」

どこにそんな事が書いてありますか? よく読んでください。ですが、そういう言いがかりをつける口実を与えるのもまずいですね。そろそろやめましょうか。私は言うべき事は言いましたから、あとはみなさんのご判断に任せましょう。
 

テロリストについて

 投稿者:まっぺん  投稿日:2005年 6月28日(火)13時52分14秒
返信・引用
  > 米軍が撤退する!⇒イラクが平和になる!⇒復興支援が可能となる!

違います。米軍がいるかぎりテロリストは「自分たちの攻撃の正当性を主張できる」と言っているのです。もしもイラク人が自ら自主的に政府を起こし、そこに全ての勢力の民主的権利を認めれば、「テロリスト」もテロを手段とする必要なく、自らの意見表明ができます。それでも「テロ」によって何かしようとする者への対処は「自主的政府」によって任命される警察や軍に任せればよい事です。「米国軍でなければならない」必然性はまったくないのです。

また、自主的政府の成立によってもまだテロが同じレベルで続くと考えているのは、そもそも「テロリストとは何か」について、私のこれまでの説明をまったく無視した態度であり、また「テロリスト=狂犬」としかみていない態度でしかありません。テロが起こるにはその「原因がある」のであって、原因を放置したまま「テロリスト個人の撲滅」が解決手段だと考える人は、「テロ撲滅」がますます「新しいテロリスト」を生み出している事実を理解できません。それこそまさにこれまでアメリカが続けてきた中東「マッチポンプ」戦略の延長にすぎません。
 

アメリカの戦略について

 投稿者:まっぺん  投稿日:2005年 6月28日(火)13時48分47秒
返信・引用 編集済
  ●アメリカが戦った理由はなにか?

アメリカは「何故」イラクに侵攻したのでしたか? 忘れましたか? 毒ガスや細菌兵器などの「大量破壊兵器」の存在が理由でしたね。ではなぜ、毒ガスがイラク北部ハラブジャやバフディナンでクルド人に対して使用された17年前にすぐに侵攻しなかったのでしょうか? それは「アメリカの敵」=イランと戦争していたからですね。当時アメリカがもし攻めていたら、たぶん相当な量の「大量破壊兵器」が見つかったでしょう。もちろん、その時でも私は攻める事には反対ですが。あれから17年も経った今ごろになって占領してみたけれど、結局毒ガスが発見されなかったので、今度はその理由を「独裁対民主主義の戦い」「テロ撲滅の戦い」だと言い出しています。こうして、アメリカはその時その時の「自国の都合」を優先して行動してきたのです。どこが「独裁対民主主義」でしょうか? どこに「正義」があるのでしょうか?

●自国利益優先の世界戦略

アメリカにとっては他国が「民主主義」だろうが「独裁国」だろうがどうでもいいのです。アメリカが介入する判断の基準はただひとつ「アメリカにとって敵か味方か」あるいは「利益になるか損になるか」だけです。その証拠に、非民主的であるにも拘わらずアメリカが友好的態度を示している国はたくさんあります。パキスタン・ムシャラフ政権も軍事クーデターで政権奪取し独裁体制を敷いてきた国です。サウジアラビアはイスラム教の中でも特にカルトなワッハーブ派原理主義による非民主的政体ですが、アメリカは友好関係を維持し、そこに大規模な軍事基地を置いています。アメリカにとってここの基地群は中東戦略の重要ポイントになっているのです。

●テロ・独裁政権・米国の三角関係

アフガンゲリラやタリバンはパキスタンのムシャラフ軍事独裁政権のもとでアメリカの援助によって育成されてきました。また、この頃、サウジアラビアの富豪の息子であったオサマ・ビン・ラディンも、その資金力をもってアフガンゲリラと接触し、テロリストの養成にあたりました。これらを仲介したのがアメリカCIAです。この時のテロリストへの訓練もCIA仲介の民間軍事会社によって行われています。この「アメリカ仕込み」のテロ技術が今、イラクを始めとした国々で使用されているといっていいでしょう。

●はてしなく繰り返されるマッチポンプ

アメリカがイラクを占領したのは、以上に見てきたように、中東全域に対する戦略に基づいての事なのです。現在のところサウジアラビアとパキスタン政権は「味方」になっていますが、両政権は独裁とカルト王政で、必ずしも国民的支持を受けているわけではありません。一方アフガン政権も当分安定しそうにありません。イラン・シリア・パレスチナも敵だらけで信用できない。そこで、「口実」をつくって介入できる国としてイラクを選んだのです。ここでイラクをアメリカの支配下におく事で、中東全域の支配権を固めて置こうという事です。しかし、それは成功するでしょうか? アメリカの世界戦略は、まず「自国利益」の優先を前提にした「パワーポリティクス」です。言い換えれば、各国政権を対象にした「軍事力による国盗りゲーム」です。こういう政治は各国の支配者を対象としているけれども民衆の姿が見えていません。それが、イランやアフガンに見るように、敵・味方関係をひっくり返してしまったのです。アメリカは自らの軍事援助によって「敵」を作りだしてきたと言えます。際限なく繰り返される「マッチポンプ」。これがアメリカの戦略がもつ根本的欠点です。

●今後の展開は?

民衆ではなく政府を対象とした「力の政治」。そのためにはCIAと傭兵部隊を駆使し、軍事クーデターを演出して傀儡政権を作ったり、独裁政権を援助する。要人暗殺もいとわない。中南米やアジア諸国ではそうした政権の存在が長い間民衆を苦しめてきました。これは戦後のアメリカの一貫した政策姿勢です。今回米軍のバックアップによってイラクに成立する親米政権は、その成立過程から考えても民衆の支持を得る事はできず、「長期不安定政権」として運命づけられる事でしょう。米軍が引き上げればいつでも倒れる可能性があり、かといっていつまでも米軍が張り付いているわけにもいかない。イラクも「パレスチナ化」していくのではないでしょうか? たぶんアフガンも。アメリカ式「マッチポンプ」政権の運命です。それが続くかぎり、民衆の犠牲はなくなりませんし、平和ももどってきません。そんなアメリカ主導のマッチポンプ政権に何を期待できるのでしょうか?
 

ポルフィディオさんへ

 投稿者:まっぺん  投稿日:2005年 6月28日(火)13時47分44秒
返信・引用
  ●「私は、自分のシナリオを提示した覚えはありません」

それなら私に「シナリオがない」などと批判するのはフェアな態度ではありません。あなたは「わからない」と言いながらも、結局ここで「米軍の占領」を「自分のシナリオ」として提示しているじゃありませんか。そこで私がそれを批判すると「自分はシナリオを提示していない。そもそも自分は活動するつもりなどない」と言って逃げている。つまり自分は身を批判無用の「安全地帯」に置きながら、相手だけを批判する。そういう姿勢は如何なものでしょうか。活動しているかどうかなんて、議論の内容と関係ありません。私だって積極的に活動している訳ではありません。ただ持論を展開しているだけです。

あなたがここで米軍による占領を正当化する投稿をおこなっているのではないのですか? もしも本当にあなたが自分ではシナリオを持たず、どうするべきかが分からないだけだとおっしゃるなら、どうか、次の点について考えてみてください。

●イラクの現状に至った経過

イラク問題をイラク一国だけで考えていては見えないものがたくさんあります。中東情勢全体の中で位置づけてもう少し長いスパンで考えることが必要です。現在のイラク情勢は「ある時フセインがクウェート占領を思いついた」からできたものではありません。その大きな理由にはアメリカの「対ソ戦略」と、それを引き継ぐ現在までの世界戦略と、その狭間に立たされた各国の選択にあります。

(1)イラン

イスラム革命が起こる前まではアメリカ政府はパーレビ王政に経済的軍事的支援を行っていました。その支援によってイランは近代化とともに中東世界ではイスラエルと肩を並べる近代的軍事力を持ち、シリアやアフガニスタンに睨みをきかせていました。しかしその経済政策は米国式の導入であったため、経済格差の広がりが問題となっていました。一方内政では、近代化を推し進めるあまり、それまでの伝統的イスラム社会と衝突し、これらの経済的・宗教的不満をパーレビ王政は反対勢力の弾圧で乗り切ってきました。その結果、イスラム革命が起こったものです。アメリカにとって政治的に「敵」となってしまった国が強大な米国式の近代的軍隊を持っているのですから、改めて対応が迫られる事になりました。

(2)アフガニスタン

アフガニスタンには人民革命党カルマル政権が誕生し、これをソ連が支援していました。アメリカはこの政権を不安定にしておくために周囲の部族に働きかけ、さらに世界中からイスラム教徒の「傭兵」を集め、彼らに大量の武器と軍事訓練と経済支援を行なう事によってテロや内戦を仕掛けました。これに耐えきれなくなった人民党政権の要請によってソ連軍が介入するわけですが、これはますます内戦を泥沼化させていき、ソ連軍撤退と人民党政権崩壊へと至ったわけです。しかし、今度は内戦の主役となっていた各勢力同士により更に内戦が続き、最後にはパキスタン・ムシャラフ軍事独裁政権の庇護の元でアメリカに支持されたタリバンによる政権が誕生しました。タリバンはアメリカの軍事・経済支援によって生まれた政権なのです。またアルカイダにつながるテロリストも、このアフガン内戦の時期にアメリカによって育成されたものなのです。

(3)イラク

フセインも軍事クーデターで政権を取った独裁者です。イラン革命が起こり、中東におけるアメリカの戦略が破綻した時、それを補うものとしてフセイン政権に白羽の矢が立てられました。アメリカはフセインに大量の軍事・経済援助をすると共に、イラクへの戦争をけしかけ、それに乗ったフセインによってイラン・イラク戦争が起こりました。しかし、両者は結局痛み分け。大きな損害を被ったイラクの経済建て直しのためにクウェートを侵略するわけですが、これが、やがて今日の結果へと結び付いていくわけです。父ブッシュの時代には打倒できなかったフセインを子ブッシュが倒し、現在の内戦状況に至っています。なお、イラン・イラク戦争中にクルド人を殺した毒ガスについて、当時の米政府は無視し、それから10年以上もたった今頃になってから、それをイラク占領の口実に使っているのはご存じのとおり。しかも、その毒ガスさえ見つからなかった事も衆知のとおり。
 

教育について

 投稿者:ポルフィディオ  投稿日:2005年 6月28日(火)10時16分39秒
返信・引用
  おはようございます。

【教育】について、名瀬氏が言及されたので、少々私の私見を書かせて頂きます。
名瀬氏の指摘に素直に反応してしまうと、また変な方向へ向いてしまいそうなので、是正の意味で書きます。

> 富の差によって教育の差が生まれてきた事は、アメリカで黒人問題に関わってきた教育者たちの共通認識です。日本でも貧乏人は高等教育を受けられません。東大医学部入学者の77.8パーセントは中高一貫校出身の裕福な家庭の子供です。

貧困が貧困を生むと言う図式は、残念ながらあたっています。
この図式だけを見ると
> 富の差によって教育の差が生まれてきた事は、アメリカで黒人問題に関わってきた教育者たちの共通認識です。
と言う論が生まれても仕方ありません。しかし、根は違います。

【教育】の対象が子供だけではありません。
親が子供への教育に無関心であることが、更なる貧困を生んでいるだけです。
例えばインド
貧困層は末代まで貧困です。生活の為と称し、子供への労働を強制しています。地主が、貧困層にお金を貸し与え、この借金をネタに、低賃金での労働を強制しています。そういう意味では、裕福層にも問題はあります。
しかし、地主から借金していると言う貧困層は、いったい自分達がどのくらい借金をしているのかさえ解っていません。「返せないほどの巨額な借金を、先祖代々抱えている」と信じきっているのですね。
更に、子供が居る家庭では、親は働きません。子供に働かせ、親は家で寝転がっています。母親も食事を作りません。食事を作るのは、過酷な労働から帰ってきた子供です。
これは、現実に起こっていることなのです。

貧困であるが為に、教育に無関心であり、更なる貧困が生まれる…悲しいことです。

もし、大人が教育の重要性を理解し関心を持てば、このような悪循環はなくなるでしょう。教育すべきは子供ではなく、むしろ大人なのです。
 

「単に…」ついて補足

 投稿者:ポルフィディオ  投稿日:2005年 6月28日(火)02時25分9秒
返信・引用
  まっぺん氏へ

> 単に「米軍が撤収すれば良い」等と言う、単純な話ではないと思いますよ

について補足します。
まっぺんさんの主張は
 ・米軍が撤退すれば、アンサール・アッスンナ軍に代表されるようなテロリスト達が、イラクに
  居る理由が無くなる。
 ・米軍に反発しているレジスタンスも、その活動意義が無くなる。
 ・従って、イラクは平和になる
と言う大前提が有っての
 ・イラクの自主的復興の為の平和的援助
が成り立つ訳です。

       米軍が撤退する!⇒イラクが平和になる!⇒復興支援が可能となる!

と言う、単純な図式です。

私は、その「米軍撤退=>イラク平和」と言う「単に米軍が撤退すれば良い」と言うその考えに疑問を呈しています。

そういう意味の「単に…」です。

お解り頂けたでしょうか?
歪曲などしていないつもりですが…。
 

指摘。

 投稿者:名瀬こばと  投稿日:2005年 6月28日(火)02時07分17秒
返信・引用
  相手を納得させるには、相手を納得させるだけの根拠と説得力が必要です。
まっぺんの話をみていると、自分の意見をすごく強引な理屈でねじ込もうとしているように感じられます。(論破するのは簡単ですが)そういう気はさらさら無いので、すこし気になった点をいくつか指摘しておきたいと思います。


例えば、
>日本でも貧乏人は高等教育を受けられません。東大医学部入学者の77.8パーセントは
>中高一貫校出身の裕福な家庭の子供です。

どういう理屈ですか。これって裏を返せば「22.2%は裕福でない家庭の出身」ということでは?
「貧乏人は高等教育を受けられない」と言いつつ「貧乏人でも東大医学部に入っている事実」を示してどうするんですか?
というよりも「中高一貫校出身」がイコール裕福ってどういう定義なのかと…
「東大医学部」というのも謎だし、そもそも奨学金とかいろいろあるのに「貧乏人は高等教育を受けられない」ということを断言できるのも謎。


例えば、
>それに対して私はまず米軍の撤退。イラクの事はイラク人が決める」と申し上げました。
>イラクには米軍に関わりを持たない多くの勢力が存在します。彼らに任せればいいのです。

疑問なのは、「米軍に関わりを持たない多くの勢力」を「イラク人」だとすでに断定した上でのこの発言。「イラクのことはイラク人が決める」というのは至極まっとうな意見だと思われます。ですが、「米軍に関わりを持たない勢力」がイラク人であるかどうか、その辺が欠けていますね。というか、勢力の定義があまりにも曖昧。それ以前に、なぜ米軍に関わりを持った勢力がだめなのか?イラク人が行うなら、その点は別に関係ないと思いますが、ね。


例えば、資料で載せているアドレス。削るとこんなところ。
http://www.jrcl.net/
資料というのは「誰がみても公平である、偏っていないもの」であり、正直、このようなところでの発言などは到底「資料」といえないのではないでしょうか。


例えば、命の重さについて。
タイタニックのような、非常に特殊状況下においての事柄と比較して物事を語るべきではないと思いますね、この場合。
というか、乗り込んだ割合としては、3等客室にいた人が半数近くなのだが。
生き残った人数だけで言うのであれば、2等客室より3等客室のほうが多かったとか、そういう部分をもろもろに投げ捨てて「命の重さの差理論」をいうのはいかがなものかと。
そういう状況下では人を殺すことすら正当化される(緊急避難という)そういう場において、今この場所この時点にて高見からものを言うのは何か間違っているのでは?
そういう風に言うのであれば、「誰を優先的に助けるか」ではなく「そういう場にいたなら、まず自分が犠牲になりましょう」位は言ってほしかったなと非常に残念に思います。
人の考えにけちをつけるつもりはありませんが、「年寄りは先に死ね」みたいな論調はあまりにも…。「女性優先」と言った方が、共感を得られたのでは?


まあ、こういうことを言うよりも、遙か以前に「議論するなら移動して」と書かれている場で、管理人自身が議論をふっかけているのはどうかと。
 

んーーー困った…

 投稿者:ポルフィディオ  投稿日:2005年 6月28日(火)01時29分7秒
返信・引用
  まっぺんさんへ

お忙しいようですね。私も、そう高頻度には書けませんので、ゆっくり行きましょう。


> ●まずご自分の考えを整理してください。
> 相手に「解決のシナリオ」を要求する前に、ご自分の「シナリオ」提示がどのようなものであるかを点検するべきではないかと思います。

私は、自分のシナリオを提示した覚えはありません。また、提示しろと言われましても…。イラク問題に関して活動をする気は全く有りませんので、シナリオなるものは持っておりません。


> 「賛同するイラク国民も存在する」という。結局「イラク国民も賛成するのだから米軍の介入は正しかった」が最後のあなたの結論になっています。それをはっきりと自覚するべきではないでしょうか?

よくお読みください。
私は「わからない」と書いてます。
貴方の言葉を借りるのであれば「線引きの出来ない領域だと思います」とも書いています。
※因みに、私は「線引きの出来ない領域」の事を、普段「グレーゾーン」と言ってます。

一度たりとも「イラク国民も賛成するのだから米軍の介入は正しかった」とは書いておりません。
何故「グレーゾーン」が「イラク国民も賛成するのだから米軍の介入は正しかった」に変質してしまうのでしょうか?
宜しいですか。今回のイラク戦争に関して
 ・米国のイラク攻撃で被害を受けた人もいる。
 ・フセイン政権打倒に関して賛同していたイラク人もいる
これが現実です。
くどいようですが、どっちが正しいのか…私にはわかりません。


> ●「力による解決」は誰に利益をもたらしたか
> それはご自分が「米軍による介入以外にはない」と判断しているからにちがいありません。つまり(1)と(2)は「一言も書いていない」と言いながら、実はあなたのご意見なのです。

何処に「米軍による介入以外にはない」と書いているでしょうか?
一言もその様な事は書いておりません。
ただ、何処に反応してしまったのかは、十分推測できます。
後で書きましょう。
※「判断しているからにちがいありません」と言うのは、私の文章から推測した【邪推】以外の何物でもありません。


> ●「賛同するイラク国民も存在する」は侵略の口実になるか?
> 「米軍の介入に賛同するイラク国民も存在する」という理屈を通すのは難しいと思いますよ。その人たちは戦争前には「フセインに忠誠を誓っていた」人たちですから。

フセイン政権による虐待を恐れ、米国等の諸外国へ亡命された人達も沢山います。そのような方々の中にも、米国のイラク攻撃に賛同している人たちはいました。そのような人たちの声は無視でしょうか?
しかも、それがイラク戦争の大義名分になる等とは一言も書いたつもりはありません。
更に、亡命したイラク人全てが米国のイラク攻撃を支持していた訳ではありません。
イラク国民でさえ、意見は割れている訳です。
更に…迫害を受けてきたクルド人は、米国のイラク攻撃を歓迎しています。
米国のイラク攻撃が正しいか誤りかの判断は、私には出来ません。


> ●「米国に都合が良くても、平和なら良いんじゃないでしょうか?」ですって?
> それでは米軍が介入する前に「フセインに都合の良い平和」だったイラクはどうなるのでしょうか? 結局そこには「米軍支配ならいいがフセイン独裁はだめ」というあなたの判断が働いていることになるんじゃないでしょうか。

フセイン独裁政権については、その存在自体がグレーゾーンだと思っています。
先に出た「米軍による介入以外にはない」と言うまっぺんさんの邪推は、「米国に都合が良くても、平和なら良いんじゃないでしょうか?」に過敏に反応してしまった結果ではないですか?
イラクの歴史を見ても解る通り、これまで安定した政権は無く、革命や争いの連続です。
米国・ソ連の冷戦時代は、両国の政治的策略もあり、米国は無関係等と乱暴な事を言うつもりはありません。しかし、イラクと言う国自体にも、シーア派とスンニ派の対立構造やクルド人の問題等、安定しない土壌があるわけです。
同じイスラム教でありながら、宗派が異なるだけで対立していると言う、私達日本人には到底理解できない事情がある訳です。
イラクに根付いている対立構造とクルド人を代表とする民族紛争。これを打破しない限り、イラクには真の平和は訪れないのではないでしょうか?
最初は嘘でもでっち上げでも良く、手段を選ばず、安定した政権の樹立。これが急務ではないかと思います。イラク国民の手による自主的な国作りは、国民に十分な教育を施した後からでも遅くは無いと思います。

> 貧富の差によって教育の差が生まれてきた事は、アメリカで黒人問題に関わってきた教育者たちの共通認識です。日本でも貧乏人は高等教育を受けられません。東大医学部入学者の77.8パーセントは中高一貫校出身の裕福な家庭の子供です。

すみません。笑ってしまいました。(^o^)))
私から言い出した事なので恐縮なのですが…論点ズレますので、この話題についてはまたの機会にしましょう。


> ●米軍が撤退すれば「全て解決する」と誰が言ったのか?
> 『単に「米軍が撤収すれば良い」等と言う、単純な話ではないと思いますよ』とは誰に対する批判でしょうか? 私はそんな事を申してはいません。

え”っ!?
まっぺんさんの意見としては
 ・今のイラクの状況を作ったのは米国に他ならない
 ・イラク復興はイラク国民の手に委ねるべき
と言う物では無かったですか?

丁寧なレスをありがとうございます(^^)  投稿者: まっぺん  投稿日: 6月14日(火)11時32分2秒 --- から引用します。

> 重要なのは「イラク住民の武装の程度・質の許容範囲はどれくらいか」といった問題ではありません。それは「戦術」の領域にすぎません。最も重要なのはイラク人民が他国からの支配を受けず、独自の努力で自分の国を造るために我々は外から何ができるのか、という事です。その意味では、14万人もの軍を配置し、2000人もの要員を「イラク暫定政府」に派遣しているアメリカの支配のもとでは自由な独立イラク国家ができるはずがありません。その部分で「イラク人民の独自の意志」を尊重できるかどうか、が「本質的論点」となるべきではないか、と考えるものです。
そうした観点に立てば反戦・平和運動が目指すものは、まず何よりも米・同盟軍の撤退要求と、その後のイラク人民の自主的政府建設への「平和的援助」であると考えます。

---- 引用終わり

米軍・同盟軍が撤収する事が、イラク復興の条件の一つになっているではないですか???
私は歪めてなどいないつもりです。
「単に」と言う一言が悪かったのでしょうか?

> あなたは私に「シナリオを提示していない」と批判したのではなかったでしょうか?
違います。
最初は「批判」では無く「質問」です。
それは、「自衛隊」「米軍」のイラクからの撤退を謳っている貴方達が、その後のイラクについてどうなると考えているかを知りたかったからです。その答えが
 ・米軍はイラクから撤退し、イラク国民の手に委ねるべき。
 ・イラクの自主的復興の為、平和的援助を施す。
ですよね。
そういうまっぺんさんの主張に対し、「それは余りにも楽観視しすぎじゃないか?」と言う私の指摘です。

歪曲しているのは、まっぺんさんの方ですよ。
んーーーー困った…

> ●(4)についての参考資料
ありがとうございます。
時間を見て読ませて頂きます。
 

命の重さについて

 投稿者:まっぺん  投稿日:2005年 6月27日(月)13時28分35秒
返信・引用 編集済
  > 一市民の命よりも、一国の首相の命は大切である。こういうことですね。

私はそうは思いません。タイタニック号の沈没の時、1等船室の乗客が優先され、3等船室の乗客の死者が多かった事実をご存じと思いますが、この時に理由とされたのがまさに「命の重さの差」論理でした。つまりお金持ちほど「社会的に重要な地位にある」という理屈です。しかしこれは欺瞞です。「国家の政治にかけがいのないお大臣」であろうと「一国の経済を左右する巨大企業の総帥」であろうと、公園のテントで野宿暮らしをしている者であろうと、人の命は同じです。また、「社会にとって大切だから」というのも、実はあんまり根拠のある話ではなく、「社会的に重要」という事になっている人には補佐や代行がついているのですから心配する必要はありません。

例えばタイタニック遭難のような場合「誰を優先的に助けるか」と問われるなら、ぼくは「年齢順に若い者から救うべき」だと思っています。人生を長く生きた者は、まだこれからの者に譲るべきです。
 

ポルフィディオさんへ

 投稿者:まっぺん  投稿日:2005年 6月27日(月)12時58分33秒
返信・引用 編集済
  遅くなってすいません。「ホットラインニュース」に投稿する文章でちょっと忙しかった。\(^o^) まもなく第七号が公開されますから僕のを読んでください。ピーター・シンガー著「戦争請負会社」の感想とイラク問題についてのものです。

お返事をありがとうございます。あなたのお考え、大体了解しました。イラクの現状について、はっきりした見識をお持ちではないという事のようです。おそらく日本の大部分の人々がそうであるにちがいありません。メディアを通して伝わってくる情報が非常に少なく、その多くは米軍側から見たものだからです。実際には自爆テロなどによる犠牲者も増加しており、米兵とレジスタンスの交戦も続いています。米兵の死者数は1700を超え、まだ増加中です。イラクの治安は回復したとは到底言えず、まだ「戦争中」と言っていい状況です。

●まずご自分の考えを整理してください。

相手に「解決のシナリオ」を要求する前に、ご自分の「シナリオ」提示がどのようなものであるかを点検するべきではないかと思います。「当初の計画からズレにズレまくって」とは「誰の計画」でしょうか? これがイラク人の自主的計画ではなく米軍の計画である事はあきらかです。迷いがあるように見えながらフセインの犯罪を言い立て、「米軍に拍手喝采したイラク人」の例をあげ、「誤りであったのか…というと、そうとばかりもいえない」といい、かと思うと「好ましくありません」といいながら「賛同するイラク国民も存在する」という。結局「イラク国民も賛成するのだから米軍の介入は正しかった」が最後のあなたの結論になっています。それをはっきりと自覚するべきではないでしょうか? 自分がはっきりしていないと、相手の「何を批判したらいいのか」の視点が定まらないのではないでしょうか?

●「力による解決」は誰に利益をもたらしたか

あなたは結局米軍のイラク介入に賛成した上で、私に「別のシナリオ提示」を求めている。それはご自分が「米軍による介入以外にはない」と判断しているからにちがいありません。つまり(1)と(2)は「一言も書いていない」と言いながら、実はあなたのご意見なのです。なお、おっしゃるように兵器を売買しているのは「アメリカ」ではなく「アメリカの企業」です。そしてその兵器産業がブッシュを当選させるためにばく大な政治献金をしている事実、副大統領チェイニーは自ら兵器産業の最高経営責任者であった事実、ブッシュのおかげで今年の軍事予算が5000億ドルに達し、それがアメリカ兵器産業に多大な利益を与えた事実も知っておいてほしいと思います。

●「賛同するイラク国民も存在する」は侵略の口実になるか?

「米軍の介入に賛同するイラク国民も存在する」という理屈を通すのは難しいと思いますよ。その人たちは戦争前には「フセインに忠誠を誓っていた」人たちですから。また、そういう理屈はいくらでも侵略を正当化する口実を作ります。かつてチェコスロバキアが民主主義的な「人間の顔をした社会主義」宣言をし「プラハの春」が実現した時、ソ連を主軸とするワルシャワ条約機構軍が「チェコスロバキア国民の要請」によって出動し、元の監視国家にもどしてしまいました。民主主義を推進しようとしたドプチェク大統領は遠い山林の管理人へと追いやられてしまいました。国家の事は基本的にその国の国民が決める事であり「他国に決めてもらう国民の声」は国民の声とは認められません。もちろん独裁者により強制された「国民の声」も。

●「米国に都合が良くても、平和なら良いんじゃないでしょうか?」ですって?

それでは米軍が介入する前に「フセインに都合の良い平和」だったイラクはどうなるのでしょうか? 結局そこには「米軍支配ならいいがフセイン独裁はだめ」というあなたの判断が働いていることになるんじゃないでしょうか。「平和がいいかどうか、どんな平和がいいのか」も又イラク国民が決める事です。アメリカが勝手に土足で入り込んで自分の都合を押しつけるべきではありません。なお「貧富の差は、単に教育の問題だけです」とは何と事実を知らなさすぎる認識でしょうか。ちょうどその逆ですよ。貧富の差によって教育の差が生まれてきた事は、アメリカで黒人問題に関わってきた教育者たちの共通認識です。日本でも貧乏人は高等教育を受けられません。東大医学部入学者の77.8パーセントは中高一貫校出身の裕福な家庭の子供です。

●米軍が撤退すれば「全て解決する」と誰が言ったのか?

一連のご意見の中にあなたの「迷い」を感じます。確かに「これがいい」「こうすれば解決する」というような「最終段階まで見通しのある方法」が存在するわけではありません。私もそのような意見を出してはいません。『単に「米軍が撤収すれば良い」等と言う、単純な話ではないと思いますよ』とは誰に対する批判でしょうか? 私はそんな事を申してはいません。あなたは私に「シナリオを提示していない」と批判したのではなかったでしょうか? それに対して私はまず米軍の撤退。イラクの事はイラク人が決める」と申し上げました。イラクには米軍に関わりを持たない多くの勢力が存在します。彼らに任せればいいのです。つまり「米軍の撤退」は問題解決の「はじまり」であって、「それでおしまい」ではないのです。それがどうして「単に米軍が撤収すれば良い」と言ったことになるのでしょうか? 相手の意見を歪めて解釈しては実りのある議論ができません。

●(4)についての参考資料

イラク占領政策の破綻
http://www.jrcl.net/web/frame04096c.html

元米兵が語るイラク戦争の実態
http://www.jrcl.net/web/frame04830s.html

イラク民主化潮流アル・リカービさんの報告
http://www.jrcl.net/web/frame0489b.html

独立イラク創設全国評議会準備会議が開催される
http://www.jrcl.net/web/frame040913g.html

イラク「移行国民議会」選挙と情勢の展望
http://www.jrcl.net/web/frame050214a.html
 

典型的なブサヨ詭弁…。

 投稿者:tpkn  投稿日:2005年 6月27日(月)04時14分29秒
返信・引用
  > 生命には貴賤があるのだととお二人は考えているわけです。

ではなくて、背負うものの大きさの違いでしょ。ここで比較されるのは命の質(貴賤)ではない。
首相が「貴」で一般市民は「賤」と考えている鯰の潜在意識がもろに表れておりますな(w

ミットモネ。
 

鯰氏…貴方はすばらしい

 投稿者:ポルフィディオ  投稿日:2005年 6月27日(月)03時31分17秒
返信・引用
  真鯛氏と名瀬氏の返答だけで、
> 一市民の命よりも、一国の首相の命は大切である。こういうことですね。
これを見抜いてしまった貴方は、きっと超能力者です。

私的意見を書かせて頂くと…まさにその通り。一市民の命より、一国の首相の命の方が大切です。
例えば…私が死んでも、悲しむのは嫁子供…(いや…保険金が入るので感謝されるかも)親兄弟、親族…ええと…職場の人がちょっとだけ悲しんでくれるかな。
鯰氏、貴方が死んでも似たり寄ったりでしょう。

しかし…一国の首相が突然死んでしまったら…世の中大混乱です。
貴方は、御自分の命と一国の首相の命は等しく重いと思いたいのでしょうが…残念ながら貴方が死んでも、私の私生活には一切影響ありません。
 

真鯛氏&名瀬氏

 投稿者:  投稿日:2005年 6月27日(月)02時05分24秒
返信・引用
  結論を言えば、このお二人の生命観は、一市民の命よりも、一国の首相の命は大切である。こういうことですね。生命には貴賤があるのだととお二人は考えているわけです。  

カモネギ

 投稿者:名瀬こばと  投稿日:2005年 6月26日(日)14時29分20秒
返信・引用 編集済
  サマワが危険なのではなく、首相がそういう場に行くことが危険なのでは?
ナベが行くのと首相が行くのとでは訳が違う。
例えば、人質3人が拘束されたニュースが流れても(サマワじゃなくても)ぶらぶら歩くことができた(ナベのレポートから)のとは比べられないだろう。
小泉首相の場合なら、どんなに護衛をつけたとしてもやばいだろう。
 

真鯛さん

 投稿者:  投稿日:2005年 6月26日(日)14時12分45秒
返信・引用
  サマワが危険であるということは認めるわけですね。  

以上は、新着順261番目から280番目までの記事です。 10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  |  《前のページ |  次のページ》 
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