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【芸能・社会】徳島をLEDの芸術街に 水辺に光の作品点在2010年3月27日 09時05分
徳島を発光ダイオード(LED)の芸術街に―。徳島市などは街の活性化へ、水辺に多数の光の作品を展示する「LEDアートフェスティバル」を4月17日から25日まで開催する。LEDの芸術祭は全国的にも例が見当たらないという。 二つの川に囲まれた形から「ひょうたん島」と呼ばれ、JR徳島駅などもある市中心部の周囲に、芸術家の4作品や一般公募で選んだ10作品などを飾る。実行委員会の田村耕一副委員長は「光が映る水辺が多く、明かりが少ない徳島の街は光の芸術展示に最適」と話している。 芸術家では、日本のライトアートの草分けとされる逢坂卓郎さんが地球に降り注ぐ宇宙線をセンサーが感知すると橋の裏に付けた約350個のLEDが点灯し水面に反射する作品を、徳島市出身の、たほりつこさんが別の橋の側面に動物のような模様が浮かぶ作品を出展。この2作品は期間後も撤去せず常設にする。 発熱しないLEDは、和紙やシルクなど熱に弱い素材とも組み合わせやすい。県内にLEDの世界的メーカー・日亜化学工業があり、活用の幅を広げて関連産業の集積を後押しする狙いもある。 (共同)
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