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【芸能・社会】

中村「映画の魂引き継ぐ」 舞台「おくりびと」主演

2010年3月27日 08時04分

 舞台「おくりびと」の制作発表に出席した(左から)柄本明、田中麗奈、中村勘太郎、真野響子=24日、東京都内

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 中村勘太郎、田中麗奈らが、東京都内で開かれた舞台「おくりびと」(5月29日〜6月6日、東京・赤坂ACTシアター)の制作発表に出席。米アカデミー賞外国語映画賞など国内外の映画賞を総なめにした大ヒット映画の舞台化に意気込みを語った。

 舞台版は単なるリメークではなく、映画の設定から7年後の物語を描く。演奏家の道をあきらめて納棺師として働いている小林大悟役の中村は「プレッシャーは感じていますが、映画の素晴らしい魂を引き継ぎ、いい作品にしたい」と表情を引き締め、「(映画で)本木雅弘さんから放たれていたすごく優しく、温かいオーラを舞台の広い空間でも出せたらいいなと思います」とコメント。

 小林の妻を演じる田中も「家族や夫婦のきずなを大切にしながら、しっかりと生きていく女性の姿を自然に演じたい」と役への思いを語った。

 舞台版では小学生になった小林夫婦の息子も登場する。

 昨年10月に前田愛と結婚したばかりの中村は、報道陣から「近々ご自身もお父さんになる予定は?」と聞かれると「いえ、まったくないです」と即答しながら、「家族が増えるということはいいこと。うちの父(中村勘三郎が一番楽しみにしていると思います」と、早くお父さんになりたい願望は抱いている様子。

 ベテラン納棺師役として共演する柄本明から「あなたはきっと厳しく育てられたんでしょ。でもお孫さんができたら(勘三郎は)デレデレだろうね」と話し掛けられると、「だと思います」と笑いながらうなずいていた。

 舞台は6月に大阪、名古屋でも上演される。

(共同)
 

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