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「Hey!Say!だ」デマで数十人転倒

 東京・原宿の竹下通りで26日午後4時22分ごろ、人気アイドルグループ「Hey! Say! JUMPが来る」といううわさで女子中高生ら1000人近くが殺到して身動きが取れない状況になり、数十人が折り重なって倒れる事故が発生した。原宿署によると、アイドルが来た事実はなかった。東京消防庁によると、少女(14)が体調不良を訴え、2人が打撲など計6人がけがした。

 事故が発生したのは若者に人気の雑貨、洋服店が居並ぶ「竹下通り」の入り口から約100メートルのあたり。午後3時40分ごろから「Hey! Say! JUMP」がいる-といううわさを信じ数百人から1000人が集まった。細い通りの一部店舗の前に少女らが集中、身動きが取れないほどになり、あちこちで悲鳴が上がった。午後4時22分、同署に「人が折り重なって倒れた」との通報が入り、少女(14)が過呼吸で、13歳と14歳の少女2人が打撲で病院に搬送された。ほか3人が軽症で現場で手当てを受けた。

 集まっていたのはほとんどが10代の少女とみられる。横浜市の女子高校生(17)は「10分間ぐらい体が人込みに流された。20メートルぐらい動いて、足も浮いた。動きたい方向に動けず必死だった」とぼうぜんとした様子だった。

 現場にいた少女らの証言によると、(1)近くの代々木体育館で「春の高校バレーボール全国大会」の決勝戦が開催されていた(2)同大会サポーターでテーマソングを歌う「Hey! Say! 7」が同体育館にいる(3)試合後にメンバーが竹下通りに来る-といった情報が流れたが、事実は(1)だけ。うわさに尾ひれがついて「『嵐』が来る」「『Hey! Say! JUMP』が竹下通りにいる」「路上ライブをやる」などへと発展、集まったファンがパニック状態に陥ったもようだ。

 午後5時前には原宿署員が「『Hey! Say! JUMP』は竹下通りにいません」と触れ回ったが、多くの少女が現場を去ろうとしなかった。竹下通りは幅約6メートルで長さは約400メートル。雑貨店や衣料品店がすき間なく並ぶ。同署では「竹下通りではライブなどのイベントは一切許可していないので、デマに惑わされないようにしてほしい」と話していた。

 [2010年3月27日8時45分 紙面から]


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