米国ブランドの抱っこひも回収 窒息死事故受け福岡県の輸入販売会社「ルミカ」は26日、米国の人気ベビー用品ブランド「インファンティーノ」の袋状の抱っこひも「スリングライダー」約3700個を自主回収すると発表した。 米国で乳児3人が窒息死する事故があり、米消費者製品安全委員会(CPSC)が4カ月未満の乳児への使用中止を警告したことを受けての措置。米国とカナダではすでに計約101万個の回収が始まっている。 CPSCによると、米国で死亡したのはいずれも首がすわっていない生後4カ月未満の乳児。顔が布部分に覆われて呼吸ができなくなったり、布の中で体が丸まってあごや胸が圧迫されて呼吸困難な姿勢になったりすることなどが原因とみられる。 日本では2007年10月から主にインターネットや雑誌の通信販売で売られた。購入者には代金(8400円)を返金する。問い合わせはルミカ、フリーダイヤル(0120)003930。 国民生活センターは商品名を明らかにしていないが、抱っこひもやおんぶひもによる事故は1999年4月~今月15日の間に計64件あり、多くは「使用中に転落した」で、死亡例は確認されていない。 【共同通信】
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