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ギョーザ事件で元臨時工拘束=「待遇不満で毒混入」−発生2年で解決へ・中国当局

3月27日0時31分配信 時事通信

 【北京時事】新華社電によると、千葉、兵庫の両県で10人の被害者を出した中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、中国の警察当局は26日までに、ギョーザ製造元・天洋食品(河北省石家荘市)の元臨時工、呂月庭容疑者(36)=河北省出身=を拘束した。同容疑者はギョーザに毒を混入したと供述している。
 2008年1月に発覚したギョーザ事件は日中間の重大な懸案事項で、日本人の対中感情悪化の大きな原因となっていた。捜査に進展がみられないまま約2年が経過したが、ようやく解決に向けて動きだした。中国政府は外交ルートを通じて日本政府に伝えた。
 呂容疑者は天洋食品に対して正社員待遇を求めていたほか、従業員に対する不満を晴らすためにギョーザに毒を混入したと供述。妻の仕事をめぐる不満もあったとみられるという。警察当局は事件に用いた注射器を押収したほか、大量の証人、証言を集めたとしている。
 事件の捜査関係者によれば、押収した注射器には日本で中毒事件を起こした製品と同じ有機リン酸系殺虫剤メタミドホスが付着していたとの情報がある。 

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〔写真特集〕中国製冷凍ギョーザ中毒事件

最終更新:3月27日2時13分

時事通信

 

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