2010年3月26日 18時55分更新
尼崎市の犬の繁殖業者が尼崎市の許可なく大量の犬を飼育していたなどとして書類送検された事件で、尼崎区検察庁は、「尼崎市から適切な指導がなく業者は許可が必要だと知らなかった」として起訴猶予にしました。
犬に狂犬病の予防接種を受けさせていなかった罪では、業者は26日、罰金40万円の略式命令を受けました。
この事件は、尼崎市の犬の繁殖業者が、尼崎市から必要な許可を得ずに360匹の犬を飼育し、そのうち6匹に狂犬病の予防接種を受けさせていなかったとして、動物の飼育業者を規制する法律と狂犬病予防法に違反した疑いで、書類送検されたものです。
尼崎区検察庁は、「尼崎市から業者に適切な指導がなかったため、業者は、許可が必要だと知らなかった」として、動物の飼育業者を規制する法律に違反したことついては起訴猶予にしました。
そのうえで狂犬病予防法違反の罪で略式起訴し、業者は、尼崎簡易裁判所から罰金40万円の略式命令を受け、納めたということです。