7月開幕の瀬戸内国際芸術祭に合わせ、香川の丸亀うちわをPRしようと、県うちわ協同組合連合会の初のアンテナショップ「丸亀うちわ屋」が、芸術祭の舞台の一つ、直島町本村にオープンした。
外国人観光客も見込めるため、山下清連合会長は「伝統工芸品としてアピールし、海外へも販路を広げる契機になれば」と期待を寄せている。
県や丸亀市が連合会に提案した。約100種類の手作りうちわを販売するほか、週末や祝日には竹骨を作る職人の技が見られる。今後は、県デザイン協会などの協力を得てオリジナルデザインのうちわを発売する。観光客向けに製作体験もできるようにする予定。
午前9時半~午後4時半。月曜休み。丸亀うちわ屋(087・892・3818)。【馬渕晶子】
毎日新聞 2010年3月24日 地方版