普天間基地移設問題 鳩山首相、移設案を非公開のまま交渉に臨む姿勢示す
迷走が続く普天間問題で、ようやく見えてきた政府案にも、沖縄、そしてアメリカが猛反発している。
豪腕・民主党の小沢幹事長の本拠地、民主党幹事長室に異変が起きている。
笑顔の小沢幹事長に、大胆にも意見するのは1年生議員たち。
新人たちの政策提案の直談判の様子が、異例の公開となった。
「モノ言えぬ民主党」のイメージ打破に躍起とも見える。
一方、鳩山首相も開かれた政府をアピールした。
26日午後、首相の公式会見としては初めて、記者クラブ以外にも開放された中で、鳩山首相が質問に答えた。
しかし、やはり焦点は期限の迫る「普天間基地問題」。
鳩山首相は「普天間の基地移設に関してのお尋ねですが、政府案として1つにまとまっていなければならない。鳩山としては『県外移設させる道筋』を考えていきたい」、「3月いっぱいをめどに、政府案をまとめる努力をしている。機密性というものが守られなければ、うまく交渉も進められないところもあり、そのところはご容赦いただきながら...」などと述べた。
移設案を非公開のまま交渉に臨むという鳩山首相。
政府与党内で案がまとまったかどうかわからず、批判も出るとみられる。
(03/26 18:57)