私はいま“ソラニンな時期”
「ソラニン」では、どこかモヤモヤしたものを抱え、将来に向けて何をすればいいかわからない若者たちの苦悩がリアルに描かれている。宮崎さんは当初、そうした若者像とは距離を感じていたという。
「私自身はやりたいことがハッキリしていたし、それに向かってやるべきことをやるしかなかったので、悩むことが少なかったんです。撮影に入った頃は、とにかく演技に集中することだけを考えていました」
しかし、「ソラニン」の撮影を終え、宮崎さんは「私はいま“ソラニンな時期”に入っています」と語る。
「『篤姫』という大きな作品の撮影が終わって、次にするべきことを探さなければいけなくなりましたし、演技に対する不安も出てきました。たとえば、いままでは役を生きる中で私自身がその役の細かなところを理解できなくて も体が動いていたのですが、役柄を考え込んでしまうようになって、理解しようとすると、気持ちと体がストップしてしまうような感覚になったりするんです」
そんな“ソラニンな時期”を、宮崎さんはどう乗り越えようとしているのか。
「なかなか解決策が見つからなくて、悩んでいる最中です。時間が解決してくれるかもしれないし、新しい作品に出会うことで変わるのかもしれない。どちらにしても、モヤモヤしてしまうのは、余計なことまで考えるようになってしまったからですよね。昔みたいに、シンプルに物事を考えられるようになりたいなって」
2010年3月号 特集 新おしゃれ専科
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