医師や有識者が医療や福祉の課題を検討する「県地域医療等対策協議会」(会長=吉岡修・県立医大特別顧問)の会合が25日、奈良市内であった。最終報告が提出され、協議会は終了した。
協議会は、救急医療や医師確保策など地域医療に関する諸問題に対応するため、08年5月に設立。これまで43回の会合を開いた。最終報告には、県が09年10月に発表した「県地域医療再生計画」や今年2月に公表した「県保健医療計画」のほか、日本一の健康長寿立県を目指すことを掲げた「健やかに生きる構想」も盛り込んだ。
委員からは「過疎地域の対策をどうするか、もう少し触れてほしかった」や「当初想定していたよりも素晴らしい計画がまとまった」などの意見が出た。【阿部亮介】
毎日新聞 2010年3月26日 地方版