山口市の市民団体「すこやか育ち隊~子どもの健康と地域医療を考える会」(井出崎小百合代表)は25日、同市の済生会山口総合病院に産婦人科存続を願う1107人のメッセージを届けた。医師不足による同科撤退のうわさが持ち上がっている点について病院は「協議中でお答えできない」としている。
会によると、メッセージを募集したところ、22日間で、県内外からメールやファクスなどで「次の子どもも済生会で産みたかった」「ここでよくしてもらったことは忘れていません」などの声が寄せられたという。井出崎さんは「お産が出来る病院は地域として大切なもの。市内には現在、五つしかない。なんとか存続してもらいたい」と訴えた。【佐野格】
〔山口版〕
毎日新聞 2010年3月26日 地方版