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興毅 カギは「右」の使い方 粘れば黒木にも勝機
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WBCフライ級王者の亀田興毅
Photo By 共同 |
世界ボクシング評議会(WBC)のトリプルタイトルマッチは27日に東京・有明コロシアムで開催される。フライ級は正規チャンピオンの亀田興毅(亀田)が暫定王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)との王座統一戦に臨み、ミニマム級で黒木健孝(ヤマグチ土浦)が王者オーレドン・シッサマーチャイ(タイ)に挑む。女子アトム級王者の小関桃(青木)は申建主(韓国)と4度目の防衛戦を行う。
▽亀田興―ポンサクレック
サウスポー同士の一戦。昨年11月に内藤大助(宮田)から王座を奪取した亀田興にとっては真価を問われる初防衛戦になる。
2007年に内藤に敗れるまで同級王座を17度防衛した32歳のポンサクレックは全盛期に比べると衰えを隠せず、亀田興はスピードとフットワークを駆使すれば主導権を握ることができる。鍵になるのは右の使い方で、距離を保って左ストレートを打ち込みたい。飛び込んでからの強打も相手にとっては脅威だろう。
試合巧者のポンサクレックは序盤から出てくる可能性もある。接近戦でのアッパーも要注意だ。
▽オーレドン―黒木
オーレドンはアウトボクシングを基本に攻守ともすきがない。世界初挑戦の黒木にとっては厳しい闘いとなるが、変則的な動きから強い左ストレート、右フックを打ち込めるか。終盤まで粘れば勝機は見えてくる。
▽小関―申建主
サウスポーの小関が優位に立つ。申の右ストレートから左フックのパターンを見切って、連打を狙いたい。
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