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それでは済まされない…元県警幹部「人生の多くを無為に」

 足利事件の捜査を当時指揮した栃木県警元幹部は、菅家利和さん(63)が無罪となった26日の再審判決を前に「申し訳なかった」と謝罪の言葉を口にした。事件があった栃木県足利市では、市民がいまだに真犯人が分からない不安を募らせている。

 「一度しかない人生の多くを無為にさせてしまった」。元幹部は自宅の庭仕事の手を休め、沈痛な表情を浮かべた。適正な捜査をしたという思いは今でもある。「しかし結果的に菅家さんには大変な思いをさせた。真犯人が野放しになっており、残念だ」

 元幹部は「今までを取り返して、健康で幸せな生活を送ってほしい」と菅家さんを気遣った。

 一方、被害者の女児が連れ去られた現場近くに住む60代主婦は「真犯人の存在に市民の多くが不安を抱えている。警察はしっかりと捜査すべきだった」と話した。

 女児が通っていた竜泉寺保育園の源田俊昭園長は、事件や再審公判に思いをはせ「社会の教訓とし、二度とこのような事件が起こらないようにするのが女児の供養になる」と話した。

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