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「英雄」一転隠とん生活 最近は「飛行機を見ると…」

 26日に81歳で死去した金嬉老(本名権禧老=クォン・ヒロ)元受刑者は、1999年の仮釈放当時、韓国で英雄視されたが、2000年9月に同国で殺人未遂などの事件を起こした後はメディアにほとんど登場することなく隠とん生活を送り、最近は生まれ育った日本への望郷の念も募らせていた。

 仮釈放当時、韓国メディアは日本での事件の背景に「民族差別」があると強調し、金元受刑者の行為を支持する「民族英雄の凱旋」のような報道が連日あふれた。移動する際は警察の警護が付く「VIP待遇」で、超党派の国会議員らが中心となって準備した南部の釜山市内のマンションで「祖国」での生活を本格的に始めた。

 韓国で起こした事件の後は心境が徐々に変化。日本の「民族差別」を激しく批判した姿は影を潜め、「今さら過去のことに触れても、憎しみしか生まれない」と語るようになったという。

 最近は「空を見上げ、日本の方に飛んでいく飛行機を見ると、近くても行くことができない日本への思いが募る」と話していた。

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