菅家さんに無罪判決「自由奪い申し訳ない」

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菅家さんに無罪判決「自由奪い申し訳ない」

< 2010年3月26日 12:40 >
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 90年に栃木県で松田真実ちゃん(当時4)が殺害された「足利事件」で無期懲役の判決を受け、釈放された菅家利和さん(63)の再審の判決公判で、宇都宮地裁は26日午前、無罪を言い渡し、菅家さんに謝罪した。菅家さんは、支援者や弁護団と抱き合いながら涙を流した。

 去年10月に再審が始まり、26日の判決で、宇都宮地裁は菅家さんに無罪を言い渡した。判決で、菅家さんを有罪とした根拠である「当時のDNA鑑定」について、「現段階では、当時のDNA鑑定の証拠能力を認めることはできない」と指摘した。また、菅家さんの「自白」については、「信用性が認められず、虚偽が明らかである」と指摘した。

 判決理由を読み上げた後、裁判長ら3人の裁判官が立ち上がり、「17年半自由を奪い、誠に申し訳ありませんでした」と、菅家さんに向かって深々と頭を下げ、謝罪した。法廷で菅家さんは支援者や弁護団と抱き合い、涙を流した。

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