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南淵 明宏 医師 (なぶちあきひろ) 病院長、心臓外科医 1983年 奈良県立医科大学卒 医学博士 いくつかの学会専門医 |
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国立循環器病センター、セント・ビンセント病院(シドニー)、シンガポール大学病院、新東京病院(松戸市)などを経て1996年9月に大和成和病院に心臓外科を開設。2007年4月に病院長、現在に至る。 身長186センチ 体重92kg 1958年(ネコ年)生まれ、 ネコ座、ネコ型、ネコ背ネコ舌 言語:標準語、大阪べん、英語、一点点的普通語 |
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執刀医別心血管手術数 | |
■患者様へ | |
人との出会いが人生そのものであるように、患者様との出会いが、医療そのものであると考えています。 そもそも新たに人と出会うことは実にすばらしいことです。知識をもらい、社会を知り、人生を学び、運命が展開していきます。医師として生きることはそんな楽しい、充実した毎日です。そして手術が成功すると、得も言えぬ達成感に包まれて一日が終わります。 こんな豊かな気持ちを与えてくれるのは他ならぬ患者様です。 患者様の内なる勇気と我々への揺るがぬご信頼の賜物と考え、感謝感謝の毎日です。 しかし心臓手術とは、人間が人間に対して行う人類史上最大の侵襲行為です。 そういった手術のダメージが弱った患者様を結果的に死に追いやる事態が起こりえます。 自らの無能さゆえ、判断の甘さゆえ、患者さんの命を絶やしてしまったのではないかと、自分を責め苛み侮む事態も多々ありました。これは心臓手術を自分で責任を持って執刀した人にしか決してわからない、本当につらいつらい経験です。「自分はこの後、どれぐらい生きなければならないのだろう。自分の人生など早く終わってほしい」、とまで考えることもあります。 我々心臓外科医は、生涯にわたり罪の意識を背負って生きていく生き物でもあります。 我々に運命を託す患者様の勇気に感銘し、活力を授かりながら今日も我々心臓外科医は押しつぶされそうな不安を胸に手術室に向かいます。 |
倉田 篤 医師(くらたあつし) 心臓外科部長 1989年3月 北里大学医学部卒 1989年6月 北里大学病院胸部外科入局。 同外科、国立病院医療センター(現 国際医療センター)麻酔科研修を経て |
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1993年 榊原記念病院外科レジデント 1994年9月 北里大学医学部胸部外科助手 1996年11月より大和成和病院心臓外科勤務。現在に至る。 |
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■植え込み型除細動器研修証 ■ペーシングによる心不全治療研修証 |
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執刀医別心血管手術数 | |
■患者様へ |
平成8年(1996年)11月に大和成和病院に赴任。以来、南淵明宏院長とともに、心臓外科手術に、日々精進してまいりました。 平成10年、現在の大和市南林間に大和成和病院が移転。心臓病センター発足より、昨年で10年目になります。 平成13年(2001年)、大和成和病院心臓病センター心臓外科の心臓大血管手術症例数は、総数302例。同年、私自身の手術執刀件数は107例に達しました。以来、多くの患者様の手術を担当させていただき、年間100例以上の心臓及び胸部大動脈手術を執刀させていただいております。平成18年(2006年)、当心臓外科で心臓大血管手術をお受けになった患者様は535名になりました。 昨年2006年度の私個人の実績は、196件の心臓外科手術を執刀させていただきました。 ■冠動脈疾患手術101件、うち心拍動下冠動脈バイパス手術49件。 ■弁膜症手術95件、うち僧帽弁形成術30件【単独僧帽弁形成術14件】。 ■大動脈疾患手術21件。 近年の傾向として、虚血性心疾患に関しては、慢性腎不全、脳動脈硬化症等、全身性動脈硬化性疾患の一部分症として冠動脈バイパス手術を必要とする患者様が増加しているようです。昨年(2006年)、私が執刀させていただいたバイパス手術のうち32件が、僧帽弁形成術や、大動脈弁置換術、上行大動脈置換術、心房細動手術を同時にお受けいただきました。 一方で、僧帽弁疾患などは、近年の心臓超音波検査の進歩等により、比較的、病態が進行する前に、形成手術を行うことができ、早期に社会復帰できる患者様が増加しております。近年の経食道的心臓超音波検査の普及や僧帽弁形成術式の進歩により、僧帽弁閉鎖不全の手術成績向上は、全国的に目覚しく、当院でも2006年度は53件(私個人の実績は内30件、単独僧帽弁形成術は14件)の僧帽弁形成術を行いました。 特に昨年(2006年)は、僧帽前尖逸脱を呈する変性症に起因した僧帽弁形成術が、増加し、手術術式も複雑化してきた印象がございます。このような複雑な術式を可能にしたのは、最新心臓超音波検査装置の新規導入、臨床検査技師チームの診断技術向上、そして手術を支えてくれている臨床工学士、手術室看護士等の、世界に誇れる優秀なスタッフのおかげでございます。大和成和病院心臓外科スタッフ一同、本年度も、一丸となって患者様の手術に取り組んで参ります。 経食道的心臓超音波検査は、毎週金曜及び土曜日の午前8時30分より行っております。外来診療は大和成和病院にて、毎週月曜日、土曜日の午前に心臓外科専門外来を行っております(予約制)。それ以外に、成和クリニックにて水曜日午前に循環器科外来を行っております。手術のご相談に関しましては、予約外でも随時、対応させていただきます。また、Second opinionをご希望の患者様には、外来診療枠以外に、お時間を調整させいていただいておりますので、当院心臓外科コーディネーターまでご連絡をいただければと思います。 |
武藤 康司 医師(むとう やすし) 心臓外科医 1994年 奈良県立医科大学卒 茅ヶ崎徳洲会総合病院外科チーフレジデント終了後、 名瀬徳洲会総合病院外科、茅ヶ崎徳洲会総合病院外科を経て、 2002年2月より大和成和病院心臓外科入局、現職。 |
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執刀医別心血管手術数 | |
■患者様へ | |
大学卒業後、大学医局に属さず臨床研修病院として歴史ある茅ヶ崎徳洲会総合病院にて主に一般外科を研修、外科チーフレジデントを経て外科スタッフとして後進の指導等にあたっておりました。 しかし、自分自身の専門性を極めようと全く畑違いではあったのですが、学生時代より興味のあった心臓外科を目指すことを思い立ちました。幸い大学の先輩に南淵先生がおられることを以前より知っておりましたので、一度も面識がないまま直接連絡をさせていただいたところ、快く病院の見学を勧められ、2001年11月に初めてお会いすることになりました。そのときの南淵先生の医療に対する熱意に感化されその日の内に成和病院での研修を決意した次第です。 2002年2月よりシニア・レジストラとして大和成和病院にて心臓外科の研修を開始し、日々手術及び術後管理に明け暮れているうちに、2005年より開心術を自ら執刀する許可をいただき症例を重ねるようになりました。同年10月から南淵先生の計らいで、半年間神奈川県立こども医療センターで小児心臓外科の研修をさせていただき、2006年4月に再び大和成和病院へ戻ってきてからは大和成和病院での外来(毎週水曜日午前)及びクリニック外来(毎週水曜日午後)を開設し、更に開心術の症例を重ねさせていただき現在に至っております。宜しくお願いいたします。 心臓病というのは一般にとてもおそれられている病気です。しかも手術が必要なほど悪い状態であるということを宣告された日にはその恐怖感はいかほどのものでしょう。しかし、その恐怖感に自ら立ち向かい手術を受けることを決心された患者様は大変な勇気の持ち主だと思います。 当院で手術を受けていただいた患者様にはとにかく元気になってもらいと考えております。術前は制限だらけだった生活が、勇気を出して手術を受けられたことでそれまでの制限が解除されるわけです。当院での手術の位置づけは直面する死を回避すると言うことはもちろんのこと、じっと我慢しながら思い描いていたよりよい自由な生活を取り戻していただくためにあると思っています。そのためには我々外科医の手術の品質はもちろんのこと、術後のリハビリというのがとても大切になってきます。 これから手術を受けようと考えておられる方は術後は自分の努力で良くなるんだと言うことを知っていていただきたいのです。当院には同じように術後の痛みに耐えながら日々頑張っておられる方が多数お見えになります。心臓病というのがご自分一人だけではないのだと言うことが実感できると思います。我々スタッフ一同皆さんが良くなるために協力は惜しみません。一人で悩まれずに安心してご連絡いただき当院での治療をお受けになって下さい。 |
奥山 浩 医師(おくやま ひろし) 心臓外科医長 1987年 東京慈恵会医科大学卒 1987年 東京慈恵会医科大学付属病院勤務 |
1992年 富士市立中央病院 心臓外科 1996年 東京慈恵会医科大学付属病院 2000年 Royal North Shore Hospital registrarとして勤務(オーストラリア) 2001年 東京慈恵会医科大学付属病院 2005年 学位(医学博士)受領 2006年 東京慈恵会医科大学 心臓外科学講座 講師 2008年4月 大和成和病院勤務、現在に至る |
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■免許・資格 | |
■日本胸部外科学会認定医 ■日本外科学会認定医 ■循環器専門医 ■心臓血管外科専門医 ■外科専門医 ■植え込み型除細動器研修証 ■ペーシングによる心不全治療研修証 |
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執刀医別心血管手術数 | |
■患者様へ | |
医師国家試験を合格し21年が経過しました。この間多くの患者様とその家族と接することができ医療はもちろん人間としての大切さを学ぶことができました。常日頃、自分ができることで社会に貢献できればこんな素晴らしいことはないと考え我武者羅に働いてきました。しかし、長い大学病院での生活で、周りの雰囲気に流されながらその気持ちが薄れ、患者様の目線での医療が成立していない現実を感じるようになりました。何もかもが医師でないといけない非効率的な制度が年々ともに悪化し、本来時間をかけなければならない部分までがおろそかになりがちな状態でありました。大学病院として果たすべき使命?に疑問を抱くようになり、自分のこれからの役割は何なのかと悩んでいたときに、当院の南淵院長に相談をしたところ「うちの病院で働いてみるか。」とお声をかけていただき二つ返事で決め、今回の転職となりました。 人の生命力とは想像以上に強いものです。オーストラリアで研修していた時にはじめに驚いたことは、午前中に冠動脈バイパス術を受けられた患者様が昼に人工呼吸器から離脱し、その後の第一声が「お腹が空いたサンドイッチが欲しい。」で、座って夕ご飯から美味しそうにサンドイッチを食べていたのを見たことでした。日本ではあり得ないことだったからです。しかし、習慣、雰囲気というものは凄いもので、日系人が手術を受けたときも、術後は変わらぬ管理で行うことができたのです。日本人も同じなんだと。手術とは患者様に良いことを行うわけですが、術直後の全身状態は術前より悪化していることがほとんどです。ここから回復するためには私たち医師の力も必要ですが、それ以上に患者様のやる気が必要なのです。それを今の日本の習慣、雰囲気が邪魔をしています。もったいない話です。オーストラリアから帰国しこの管理を実現したいと努力しましたが周囲の認識を変えるのに苦労し理想的な管理は今までできていませんでした。今回大和成和病院で一緒に仕事をし、リハビリテーションを軸に患者様の力を最大限に発揮させようとしているシステムを見て感心し、これが当時の看護、リハビリテーションだと思い出させてくれました。医師、看護師、技師たちが一丸となって患者様を支えている姿を見て、自分の役割がこの病院での一員となることではないかと確信させてくれました。またこれが患者様の目線での医療ではないのかと。 伊藤忠商事の丹波宇一郎さんは「人は仕事で磨かれる」の著書の中で常に「クリーン、オネスト、ビューティフル」をメッセージとしていますが、医療の世界でも同じようにこの教えが患者様を満足させる基本であり、患者の満足の積み重ねが医師に充実感を与えものとなるでしょう。これまでの経験を生かしビューティフルな仕事ができるように最大限努力していきたいと思います。宜しくお願いいたします。 外来は大和成和病院(毎週金曜日午後)及びクリニック(毎週火曜日午後)で行っています。 |
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