サムスン電子が経験者採用拡大、攻撃的にスカウト(下)

未来事業に必要な人材も確保

 サムスン電子は3D(3次元)テレビ、バイオなど次世代成長産業に関連する人材を積極的に採用している。

 例えば、先月には国家生命工学政策研究センターを通じ、経験者募集を行った。主に細胞株開発、培養、臨床試験などの分野で幹部級の研究者を採用する内容だった。

 同時にサムスン生命科学研究所実験動物研究センターで診断検査などを担当する博士クラスの獣医も採用し、バイオ産業に対する関心の高さを示した。

 これに先立ち、サムスン電子は今年1月、3Dテレビ専用眼鏡を開発するため、眼鏡工学、眼鏡デザインを専攻した経験者を採用。サムスン電子総合技術院も今年初め、特許管理、技術協力契約に必要な弁理士、特許関連経験者の募集を行った。

 サムスン電子の人材採用は、海外の人材市場でも活発だ。先月には米国の主要大学を回り、ソフトウエア分野の採用説明会を開いた。また、韓国に留学中の外国人学生を対象に大規模な公募を行っている。サムスンは水原工場、器興工場に勤務する電子工学、コンピューター、機械工学、化工、材料工学などの専攻者も募集。マーケティング分野では文系出身者の採用も決めた。

ソル・ソンイン朝鮮経済i記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る